付き合うための告白も勇気が必要ですが、付き合いを終えるためにも勇気や覚悟が必要です。


別れ話をどのように伝えたらいいのか悩んでしまうことも多いでしょう。


今回は、直接会って別れ話をしたほうが良いのか、少しでも円満に別れるにはどうしたらいいのか紹介していきます。

目次

会わずに別れ話も可能。それでも会ったほうが良い理由とは?


別れ話をすると重い雰囲気になることは予想できますし、好きだった相手の悲しむ顔は見たくないですよね。


それならば、顔を見ずにSNSや電話で別れを告げるほうが良いと考えるケースもあるでしょう。

もう二度と顔も見たくないし、相手の気持ちなんてどうでもいいから早く別れたいのだという場合であれば、あなたの方から一方的に関係を切ることも可能です。


しかし、少しでも円満に別れ、お互いに前を向くためには会ったほうが良いといえます。


なぜ直接会う方が良いのか、理由を解説していきます。


会わないと気持ちが上手く伝わらない

LINEなどのやりとりでも気持ちを伝えることはできます。


しかし表情が見えないまま文章のみでやりとりすると、ニュアンスの受け取り方の違いなど、二人の間に僅かなズレが生じる可能性があります。


文章のみだとどうしても冷たい印象で終わってしまい、今までの感謝の気持ちが伝わりにくいのもデメリットです。

電話は声色などで相手の反応が伺えますが、沈黙が負担になったり、逆に高ぶってしまうと一方的に勢いで電話を切ったり、冷静に気持ちを伝え合うことが難しい場合も。


会うと相手の表情や間の取り方などが見えるので、相手の気持ちを読み取りやすくなりますよね。


思っていること、言い残していたことなどを相手のペースも考えつつ伝えることができます。


相手への気配り

今までの付き合いの中で、楽しかったことや幸せだった時間も多かったはずの二人です。


別れたい理由だけではなく、今までの感謝や謝罪など、しっかりと伝えるべきことは多くあるでしょう。


傷つけることは避けられなくても、顔を見てしっかりと話し合う場を設けることが相手への誠意であると言えます。


言いたいことを言い合い円満に別れられる

あなたが言いたいことを伝えるのはもちろんですが、相手もあなたに言いたいことや聞きたいことがあるはずです。


恋人として会うのは最後として、お互いに言いたいことは言えるようにしましょう。

感情的になってしまい、文句などの言い合いになる場合もあるかもしれません。


しかし後になって言い残したことが浮かんでくると、それが未練となりまた連絡を取りたくなったり次の恋への足枷となったりしてしまいます。


お互い冷静に話し合えればスムーズですが、そうでなくても「自分の気持ちは伝えたし相手の話もしっかり聞いた」と、恋人関係の解消をしっかり認識できます。


満足するまで話し合った上での別れは、そうでない別れに比べてしこりが残りにくいでしょう。


別れ話のために会うデメリットとは


会って話し合うのがベストですが、会ったことが原因で起こり得るデメリットも考えておきましょう。


実際会って「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、デメリットを知った上で心構えをしておくことができます。


情に流され別れられない

会ったほうがいい理由の一つに「相手の気持ちが見えること」を挙げましたが、これはデメリットになる可能性もあります。


相手が別れたくない場合、泣いたり別れを拒んだりする辛そうな表情を目のあたりにすることになります。

好きだった相手のそんな表情を見るのはこちらも辛いもの。


「別れを考え直そうかな」「また日を改めようかな」と、気持ちが揺らいでしまうケースがあります。


周りの目がある

電話やSNSのやりとりと違い、直接会うと周りに他の人がいる場合も多いでしょう。


周りの目は自分や相手の言動が高ぶりすぎないためのブレーキになるので、冷静に話し合うための助けになります。


しかし周りの目を気にするあまり、早く切り上げようとしたり感情を抑え過ぎたりするのも問題です。


お互い落ち着いて話せそうな場所を選ぶのが安心です。


お互い感情的になる

言葉や感情を自由にやりとりできるので、場合によってはお互い勢いでヒートアップしてしまいます。


言いたいことを言い合うのが一番ですが、別れたい理由に対して「あなただってこうだった」「そっちだってこんなにひどかった」と罵り合いに発展することも。


相手が泣きすぎて手がつけられないなど、気持ちをなだめるのに一苦労する可能性もあります。


相手の性格やこれまでの喧嘩の様子などから、どのような話し合いになりそうか覚悟して臨みましょう。


会うならどんな準備をする?


次に、メリット・デメリットを理解した上で会おうとするのであれば、どのような誘い方をしたほうが良さそうかご紹介します。


別れ話だと匂わせる

相手にとって別れ話が寝耳に水の話だと、冷静さを欠く原因になります。


あなたは言いたいことが決まっていても、相手は突然の出来事に頭が整理できないからです。


最近の付き合いの中で別れの雰囲気が出ているのであれば相手も予想ができるかもしれませんが、そうでない場合は普段のデートとは違い深刻な話があることを伝えたほうが良いでしょう。


お互い心の準備ができるので、話し合いたいことをある程度整理した上で会うことができます。


話の内容が予想できていれば冷静に話しやすく、その場の勢いで感情的な言葉の投げ合いになる可能性が減ります。


話したいことや別れたい理由を整理しておく

別れ話を匂わせたとしても、相手の反応や気持ちはその場の相手次第です。


これまでの経験からある程度は予想できるかもしれませんが、相手の反応がどうであれ必ず伝えるべきことは頭に入れておきましょう。


伝えるべきことが曖昧だと、中途半端に復縁の可能性を匂わせることにも繋がってしまいます。


そのため、はっきりと別れたい理由を伝えて終わらせることが必要です。

ここで注意したいのは、相手を傷つけたり批判するだけの悪口にならないようにすること。


少しでも冷静に、傷つけずに伝わるよう言葉を選ぶことも大切です。

あなたが頭の中で整理できた上で話すことができれば、相手の感情が高ぶってきても順を追って冷静に話せるかもしれません。


相手の気持ちを聞くためにしっかり構えておくこともできます。


その場の感情に流されないよう、言葉や気持ちを整理しておく必要があります。

まとめ

大好きだった恋人との別れは辛くて当然です。


相手はもちろん、別れを切り出したあなたも少なからずダメージを受けるでしょう。

今まで幸せな時間を過ごした分、できるだけ傷つけず納得のいく別れにしたいものです。


不満を言い合う別れではなく、これまでの感謝の気持ちはしっかりと伝えましょう。


大切なのは、今回の別れを乗り越えて今後の人生の新しい一歩にしていくことです。


その時は辛くても、幸せだった時期の思い出を含めて「いい経験だったな」と思えるような終わり方ができるといいですね。