結婚するとなると結婚式や新婚旅行にお金がかかるだけでなく、子供ができたら出産・育児のための費用も必要です。

その後も、不自由なく家族が過ごしていくためには、毎月の収入だけでなく貯金も必要となるでしょう。

このように結婚すると一人で生活していた頃よりもお金が必要になるため、「結婚したいけれど…お金の面で不安を感じる」という方もいるはずです。

そこで今回はお金について不安に思いやすいポイントや、不安を感じたときの対処法をご紹介します。

併せて結婚の際に必要なお金についても説明しますので、ぜひ今後の目安にしてみてください。

目次

結婚するのにお金は必要!不安に思いやすいポイント



結婚をするとなると、パートナーとお付き合いを続けていくよりもお金が必要になります。

結婚のことを考えるとお金に対する不安が生まれてくるという方は少なくないのですが、一体どんなときに不安を感じるのでしょうか?


3つのパターンを説明します。


収入に自信がないとプロポーズができない

男性側が抱えやすい不安に「収入に自信がないから」というものがあります。

今までの貯金で結婚式を挙げたり、新婚旅行へ行ったりはできても、収入が少ないとその後の結婚生活がきちんとおくれるのか不安に感じるのです。

たとえば、月収が少なく共働きを考えているとしましょう。


共働きできるうちはやっていけるでしょうが、妻が妊娠したらしばらくは自分の収入だけで生活することになります。

もしその間に自分が病気になったり、何かトラブルが起こってまとまった金額のお金が必要になったりしたら、お金が足りなくなってしまうかもしれません。

このように、月収が少ない男性は結婚生活や万が一のときに、自分の稼ぎでは対処できないかもしれないと不安を感じます。


結婚前にいくら必要なのかがわからない

貯金が少ないカップルは「結婚したいけど、結婚前に必要な金額がわからないから不安」と感じる場合もあります。

結婚の際にいくら必要かは個人差があるため、よくわからないと感じるのも無理はありません。


結婚式場へ行き、見積りをとるまでは、結婚式を挙げるための正確な金額はわからないでしょう。


新婚旅行も予約をしないと、ざっくりの金額しかわかりません。

このように、結婚する際に必要なお金は結婚を決めて実際に見積りをとったり、申し込みを済ませたりしないと金額がわかりにくい部分があるので、「たくさんお金がかかりそうなイメージだから…」と不安に思ってしまうのでしょう。


結婚生活で必要なお金が用意できるか不安

結婚を決めた時点でまだ必要なお金が貯まっていないと、必要な日までにきちんと用意できるのか不安に感じます。

たとえば、子供ができたことをきっかけとして急に結婚することになった場合です。


もともと結婚を考えていて二人で貯金をしていたとしても、必ずしも十分な金額が貯まっているとは限りません。

もし出産費用しか貯金でまかなえなかったとしたら、子供が生まれるまでに出産後に必要なお金を用意しないといけなくなります。

子供がいなくても、結婚式と新婚旅行の費用しか貯まっていない状態で結婚すると、新生活で費用なお金がまだ用意できていないことに不安を感じるのです。


不安なら事前に知っておこう!結婚に必要なお金はいくら?


結婚に必要なお金に対して不安を感じるなら、いくら必要なのかを事前に知っておきましょう。


目安の金額を把握したら、意外と現状でもやっていけることがわかるかもしれません。

今回はゼクシィによる調査結果をもとにご紹介していきます。

引用元 :  [結婚のお金]婚約から式、新生活まで。全部でいくら?<最新版>


婚約

婚約にかかる費用はトータルで約54万円です。

細かくわけると、


・婚約指輪 約35万円
・婚約の食事会 約6万円
・結婚指輪の返礼品 約13万円


となっています。

結婚指輪はあくまでも平均金額ですから、35万円より安くすることも可能です。


食事会も選ぶお店や参加人数によって、6万円以下になる場合もあるでしょう。


結婚指輪の返礼品については用意しない場合もありますので、そうなると13万円は不要になります。

これらの点を踏まえると、婚約にかかる費用は平均が約54万円ではありますが、工夫次第で30万円ほどに抑えることが可能です。


結婚式

結婚式にかかる費用は平均で約292万円です。

内訳は、


・挙式料 約30万円
・ゲストの料理代・飲食代 約85万円
・新婦衣装 約45万円
・新郎衣装 約15万円
・ギフト 約21万円
・写真 20万円


となっています。

結婚式で約300万円必要と言われると、中にはめまいがするカップルもいるかもしれませんが、これはあくまでも平均値です。


近頃はジミ婚といって、費用をできる限り抑えた結婚式も増えています。

また、中には式を挙げない選択をするカップルも。


こだわりがなければ300万円以下にする方法はたくさんあるので検討してみてください。


新生活

新生活でかかるお金は約95万円です。

内訳は、


・敷金、礼金 約16万円
・引っ越し費用 平均9万円
・インテリア、家具購入費用 平均31万円
・家電購入費用 平均37万円


となります。

ただし、引っ越しをしない場合や実家に住む場合は、新生活にかかる費用はかなり削減できるでしょう。


引っ越ししなければならなくても、家具や家電を中古品やレンタルで済ませることで無駄な費用をカットできます。


ハネムーン

ハネムーンにかかる費用は旅費で約29万円、お土産代で約5万円、合計で34万円となっています。

ハネムーンについても29万円以下に抑えることは可能ですし、お金がなければ「今は行かない」という選択肢もあるでしょう。


また、旅行は行く時期によっても費用が変動しますから、安い時期を狙うのも一つの方法です。


結婚のお金の不安はこう解消する!おすすめの対処法


結婚に必要な費用を把握しても不安、あるいはさらに不安を感じてしまったという方のために、おすすめの対処法を二つご紹介します。


まずはパートナーと話し合う

自分一人でお金に対する不安を抱えているなら、まずはパートナーと話し合いましょう。


二人で話し合うことでよい解決策が生まれるかもしれません。


実はあなたの思い過ごしであり、現状はそこまで苦しくない場合もあります。


二人で貯金する

お金の不安を解消するには、やはり結婚前に十分な金額の貯金を用意しておくのがおすすめです。

すでに貯金を始めているカップルでも、再度金額を見直してみましょう。


固定費を工夫すると貯金に回せるお金を捻出しやすいので、出費をチェックし貯金額を増やせないか考えてみてください。


貯金が全くないパートナーとの結婚はやはり不安?


結婚すると何かとお金が必要になります。


家族が病気にかかったりケガをしたりしたときのことも考えて、結婚後は貯金があったほうがよいでしょう。

そう考えると、やはり結婚前から貯金が全くないパートナーとの結婚は安心とは言えません。


結婚をきっかけに貯金を始めてくれる可能性もありますが、絶対とは言えませんし、浪費癖は直りにくいものです。

できれば多少でもいいので貯金がある彼氏を選んだほうがよいかもしれませんね。

まとめ

結婚するとなると結婚式や新婚旅行、出産、育児などあらゆる部分でお金が必要となってきます。

まずは自分の場合は結婚するとき、結婚後にいくらぐらいお金が必要なのかを把握しましょう。

その上でパートナーと話し合い、ある程度は貯金でまかなえるように、今すぐにでも二人でお金を貯めていくことをおすすめします。