大好きでずっと一緒にいたいと思える女性ができた時にはプロポーズを考える男性が多いでしょう。


しかし、その相手の女性がシングルマザーだった場合、未婚の女性とは違う戸惑いが出てくることがあります。


一度結婚し子どもを持ち、その後シングルマザーとして生きている彼女と再婚したいと願う場合、どのようなステップでプロポーズをすれば伝わりやすいのでしょうか。


経験者のエピソードなども交えながら考えていきます。

目次

シングルマザーが相手だと初婚の女性より難しい?



シングルマザーとの交際だからこそ出てくるハードル、悩みにはどのようなものがあるのでしょうか。


彼女を好きになるほど、「彼女の全てを受け入れて何も関係なく愛している」という熱い思いが生まれるかもしれませんが、現実としてしっかり目を向けなくてはならない点がいくつかあります。


子どものこと

まずは、二人だけの恋愛ではなく彼女に子どもがいるという点です。


元夫と別れた後、彼女は一人で子どもを育ててきました。

時間もお金もメンタルも、色々なことを一人だけで子どもに注ぎ続けるのはとても大変なことです。

子どもの年齢にもよりますが、まだまだあなたとの時間よりも子どもの方を優先することも多いかもしれません。


筆者のシングルマザーの友人も、就学前の子どもを連れてのデートが多いこと、親に預けられる日はとても少なく二人きりで会えないことを話していました。


シングルマザーであれば、あなたのことをただの新しい夫ではなく子どもの父親としても考えなければなりません。


彼女との将来には必ず子どもも一緒にいるものとして考える必要があります。


一度元夫とうまくいかなかった理由

彼女は一度何かしらの理由があって元夫との別れを経験しています。


死別や離婚など理由は様々ですし、付き合いが浅いうちに軽々しく話せるような内容ではないかもしれません。


どんな理由であれ、一度結婚まで進んだ相手と離れるのはかなりのエネルギーやストレスがあったはずです。

そんな彼女の経験をしっかりと受け入れる必要があります。


離婚だとすると、夫に許せない点があったのか、それとも彼女に原因があったのか、そこを一切無視することは難しいでしょう。

元夫が借金を隠していたことが理由で離婚した経験があれば、金銭感覚が緩い男性は不安ですよね。


前回の結婚生活で起きた問題点を繰り返さないか、乗り越えられるかなど二人で分かち合うべきといえます。


世間体

離婚する夫婦は決して少なくありません。

2021年の婚姻件数は50万ほど、離婚件数は18万5千となっていて、よく聞く「3組に1組は離婚する」という話も頷ける数値になっています。


ただ、シングルマザーということで好奇の目で見られたり気を遣われたりすることは少なからずあるでしょう。

彼女やあなたのご両親も、再婚についていろいろな考えがあるはずです。


シングルマザーが相手の親に結婚を反対され、なかなか再婚に踏み切れなかったカップルもいます。

結婚は家庭同士の問題でもあるので、再婚に対する真摯な姿勢は理解してもらいたいところですね。


あなただけのタイミングや希望を押し付けるのではなく、彼女の周囲の現状やそれを踏まえた希望もしっかりと理解する必要があります。


プロポーズにベストなタイミングは?


彼女が抱えているいろいろなことを知った上で一緒にいたいと思えたら、再婚やプロポーズを検討し始める時期になります。


どのような点に目を向けてプロポーズを考えたらよいのでしょうか。


子どもと信頼関係を築いてから

再婚するということは子どもの父親になるということです。


記憶がない幼い子どもなら新しい父親として喜んでくれる可能性もありますが、元父親の記憶があるのなら、子どもの中にも戸惑いがあるかもしれません。


思春期であればなおさらいろいろな感情を抱えているはずです。

彼女への愛情と同じように、今後その子を家族として真剣に愛していけると考えるのであれば、その思いを子どもにも分かってもらいたいですね。


子どもは彼女にとってかけがえのない存在です。

信頼関係が曖昧なまま家族になると、子ども本人にとっても、あなたと子どもの間にいる彼女にとっても不安要素になってしまいます。


彼女だけではなく、子どもも一人の人格者として向き合う必要があります。


彼女が再婚への意識を持ってから

現在日本の女性の再婚禁止期間は前婚の解消または取り消しの日から起算して100日です。

この期間を過ぎれば法的にはいつでも再婚可能です。


しかし彼女は、一度は一人で子育てしていく覚悟を持って生きてきました。

あなたとの交際に幸せを感じていても、子どもに対する思いや世間からの視線など様々なことを抱えています。


前向きに再婚を考えている素振りが見えればスムーズですが、再婚に踏み切ることができるタイミングは人それぞれ。


彼女の以前の結婚のトラウマや不安要素などは小さくなっているのか、新しい結婚生活に希望を持ち前向きに再婚できる時期なのかなど、話し合うことも大切です。


自分の覚悟が決まってから

愛しているという気持ちだけではなく、色々な現実的な問題を直視し、見通しを持ち、二人の思いを確かめ合い、覚悟をもって結婚するのはどんな結婚でも同じです。


ただ、相手がシングルマザーだからこその視点が必要なのはこれまで紹介したとおりです。

それらの一般的な視点、また彼女が抱えている悩みや不安を理解できているでしょうか。


全てを完璧に受け入れることはできなくても、二人で抱えて乗り越えていくことはできるでしょうか。
現実的な問題の代表的なものは金銭面です。


自分一人の生活から、急に三人以上の家族になった場合のお金の動きは見通しが持てるでしょうか。

綺麗事だけではなく、彼女と子どもの人生に責任を持つという覚悟が必要です。



「シングルマザーに再婚のプロポーズ」よくある質問

シングルマザーに再婚のプロポーズをすることに関して、よく出てくる質問をご紹介します。

シングルマザーと再婚する際に、どのような点に注意すればよいですか?

まずは、彼女に子どもがいるという点を考慮する必要があります。さらに、彼女が一度結婚して離婚している場合、その理由や原因をしっかり受け入れる必要があります。最後に、自分一人の生活から急に家族が増えることによるお金の動きについても見通しを持つ必要があります。

シングルマザーに再婚のプロポーズをするにはどのタイミングがベストですか?

彼女が再婚について前向きな気持ちを持っているかどうかを確認するために、まずは子どもとの信頼関係を築くことが大切です。

彼女が再婚を意識し始めてから、ある程度時間が経った段階でプロポーズをするとよいでしょう。ただし、彼女の状況や考え方によって、プロポーズのタイミングは異なる場合があります。彼女と一緒に話し合い、彼女のペースに合わせたタイミングを考えることが重要です。

まとめ

一度離婚や死別などを経験した彼女にとって、再婚は決して軽いことではありません。


また、今まで一人で頑張ってきた彼女は、素直に甘えたり弱みを見せたりすることは少ないかもしれません。

しかし子どもが居る中であなたとの時間を作ったり、気持ちを伝えてくれたりするのであれば、あなたとの交際は彼女の支えにもなっているはずです。


いろいろと考えるべきことはありますが、再婚を申し込んでもいいタイミングだと思えたなら気持ちを素直に伝える方法を考えてみましょう。
固く考えすぎると身動きが取りづらいかもしれませんが、彼女と子どもと一緒に幸せになりたいという思いが一番大切です。


一緒に生活していきたいという思い、今持っている覚悟を伝えましょう。
今まで一人でたくさんのことを抱えてきた彼女にとって、今後一緒に歩めるあなたの存在はとても頼もしいものです。


二人で話し合いながら共に乗り越えていこうと思っている今の覚悟を忘れず、二人で新しい家庭に進めることを祈っています。