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初恋の相手が兄嫁として突然家に現れて、同居してます
加藤 男性
公開日|2022.10.23
更新日|2022.10.23
東京の一等地に1人で暮らしています。
IT企業に務める26歳の会社員です。
両親は外交官で、南アフリカ勤務でずっと不在広い家に私一人です。
ひとり兄がいて、海外でカメラマンをしていて、時々帰ってきては半年ばかり滞在してはまた出かけてゆくということを繰り返しています。
私は高校生の時に好きな女性、同じクラスの恵理子が好きで、告白して、断られた経験を引っ張ってそれまで生きてきていました。
恵理子とは半年ほどはデートまがいのことはありましたが、「友達で行きたい」と決定的なことを言われて、自然にフェイドアウトしたのでした。
そんな私の中では、恵理子ほどの素晴らしい女性はおらず、その影をその後も追い続けていました。
兄が外国から帰ってきました。
今度は長くなる、あるいは日本に定住するかもしれない、結婚することにした・・という連絡があり、兄が婚約者と一緒に日本に戻ってきました。
広い家なので、当分ここで暮らすつもりで戻って来たようでした。
兄の横には美しい婚約者が立っていて、それは数年ぶりに見た恵理子でした。
恵理子は一段と綺麗になっていて、NYで兄と知り合い、もう2年以上付き合っているとのことでした。
当然向こうでは一緒に暮らしていました。びっくりしました。驚きました。
嬉しい気持ちとどうして兄貴となんだという気持ちが頭の中をグルグルと回り始めました。
久しぶりに見る恵理子は一段と美しくなっていて私はドキドキしましたし、体も熱くなるのを感じました。
兄と恵理子と私の妙な共同生活は一見、穏やかに見えましたが、兄は私と恵理子との過去の関係については知らなかったので、そこの辻褄を合わせるには少し苦労しました。
また二人の寝室から、夜な夜な嬌声が漏れ聞こえてくるのは、大変厳しいものがありました。
別に私にきかせるためにというのではないのでしょうが、私の部屋に自然と恵理子の怪しい声が聞こえてくると、落ち着かなくなるのでした。
当の二人は、そういったことは気が付かないようで、恵理子もほぼ下着で私の前をウロウロすることも多々あるので、たいへんつらいときがあります。
とくに、兄だけが取材で2週間ほど家をあけるときがあり、恵理子と私だけになってしまうときがたまにあるので・・・私だけがぎごちない動きになることがよくあります。
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