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平凡な主婦と歳下イケメンの社内不倫⑨
Twinkle 女性
公開日|2023.11.13
更新日|2023.11.14
不倫は本気になった方の負けとは言いますが…
もしそうなら、私の完敗ということになります。
身体の関係を持ったことで、私は更にTにのめり込んでいきました。
Tもそれは同じで…だけど彼が私と大きく違う点は、自分のペースを保っていたところでしょうか。
私ほど恋愛に溺れていない様子でした。私「今日仕事中あんまり喋れなかったね。」
T「事業先に挨拶行ってたんです。帰ってからさっきまで持ち帰りの仕事やってました…
kanaさん褒めて〜♡」
Tは仕事のスキルが認められて上司からの信頼も厚く、業務の幅が広がってきたようでした。
A子「Tさん、新規のプロジェクトに入れてもらったそうじゃないですか。」
私「そうなんだ!色々任せてもらえててすごいですね!」
T「そうなんですけど、ほんとはぼくはもう少しのんびり働きたかったです。笑」
A子「Tさんって仕事に対する責任感とかあんまり無さそう。やっぱり結婚して子供いる人とは雰囲気違うよね〜。」
Tが去った後、A子が私に耳打ちしました。
私「はは…確かに。」
A子の言い分も正しいかもしれないけど、彼はそう言いながらも仕事に向き合っている姿は知っていました。
Tは以前、音楽関係の分野でも活躍していた過去があることを途中で知りました。
色んな可能性もあったようですが、最終的に全て手放して今に至るとのこと。
そんな華やかな経歴がありながら武勇伝として語らない、謙虚な姿勢が私には好印象でした。
私「Tくんこんなに多彩なのに、うちの会社にいるなんてもったいないなぁ。
もう人前に出たいとは思わないの?」
T「思わないですね。元々そういうタイプじゃなかったし。音楽は30歳で辞めるって決めてました。
結果kanaさんに会えたし、こっち来てよかった♡」
私「Tくんおっとりして見られがちだけど、自分軸があるっていうか…
実は自分で色々考えて行動してるんだね。」
T「それは褒めてんの?笑」
私「褒めてるよ!魅力ありすぎ♡」
「雲の上の人」という言葉が当てはまる、近いようで遠いような、つかめない不思議な人。
彼のことを知れば知るほど惹かれていきました。
そんな魅力的な人に好きになってもらえて嬉しいと同時に、ほんとに恋愛の相手が私なんかでいいの?
という不安も付きまとうようになりました。
この関係がいつまで続くか分からない。
何年後かそれとも今日までか…
それまで少しでもいいから一緒にいたい。
周りにバレなければいい。
後がどうなるかなんて、この時の私は全く考えもしませんでした。
つづく。
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