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まさかの単身赴任
まさ兄 男性
公開日|2022.04.27
更新日|2022.04.27
私の家内は大学を卒業してすぐに結婚をしました。
と言うのもいわゆるできちゃった婚だったのです。
ですから、慌ただしく結婚生活が始まったのですが、数ヶ月間は本当に出産準備を備えるなど幸せな毎日でした。
ところが、ある日、突然私の正式配属が2人が住んでいた大阪から遠く離れた北海道と言うことになってしまったのです。
妊娠5ヶ月の彼女を北海道に連れて行くわけにもいかず、結局、単身赴任にならざるをえませんでした。
もちろん、定期的に彼女が私のもとに来てくれるのであれば嬉しいのですが、身重の体ではそれもままなりません。
もう10年以上も前の話なのでまだまだテレビ電話なども発達しておらず、電話で会話することしかできません。
もちろん、出産した後もしょっちゅう子供に会うことができるわけもなく、写真をインターネット経由で送ってもらって見ること以外できないと言う残念なことでした。
せっかくの新婚生活、まさかこんなことになるとは思いもよりませんでした。
会社にはできちゃった婚で関西に配属をお願いしたいと言う旨を新入社員の時はお願いできるわけもなく。
今考えると仕方ないことなのですが、それにしてもあまりにもひどい仕打ちだと自らの境遇を呪わざるをえませんでした。
結局、私は北海道生活がなくなり、結婚してから3年が経った頃、北海道の生活が長くなると言うことを前提に、家内が子供とともに移り住むことになりました。
今ではいつまで続くか分かりませんが幸せな生活です。
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