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愛する真由美が妊娠して、捨てられるのを見ていた私って?
おみくん 男性
公開日｜2022.09.09
更新日｜2022.09.09
テニス部に可愛い後輩が入ってきました。
真由美はロングヘアの良く似合う切れ長の美女、一目ぼれ、夏合宿では私の班のメンバーに入れて私が指導する形になりました。
体育会の強豪クラブなので、クラブ内は恋愛禁止ということになっていました。
そんな中、3年生の私は1年生の彼女を指導するのが自然な形で、段々と信頼感が強くなり、それは尊敬へと変わっていきました。
夏合宿も終わり、彼女の方から相談を受けました。
恋愛禁止のご法度を破って、突然の告白ではないかという気がしたので、私はドキドキしていました。
恋愛禁止はかなり有名無実になっていて、密かに付き合っている男女が何組かあるので余計でした。
「3年上の4回生の鈴木さんといまつきあっています。クラブ内は恋愛禁止ということは知っています。このまま付き合っていてもいいのでしょうか・・」という悩みの告白でした。
鈴木さんというのは私の1年上の先輩でとても良い人でした。私も良く可愛がってくれた人でした。
一瞬、可愛い真由美を失いたくない、鈴木先輩には世話になっている、クラブ内は恋愛禁止である・・・・というあいいれない事柄が同時に頭の中をグルグルと回りだして、考えがまとまりませんでした。
「鈴木先輩はとても良い人だし、クラブ内は恋愛禁止だし・・続けるならば目立たないようにしないとね‥」という当たり前のことは言えましたが、「本当に真由美のことを愛しているのは僕なんだ、なぜ気が付かない・・」ということは言えませんでした。
きつかったし、笑顔がものすごく不自然でした。
その後も同じような展開がありましたが、同じようなやり取りをするだけでした。
その時に、もっと体を張って私が自己主張したらと今でも思うことがよくあります。
真由美は、その後、鈴木先輩と付き合って、2年生の時に妊娠して、クラブをやめました。
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