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小4で一目惚れした女の子との話
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
私が聞いたことのある他人の失恋体験談でもよいでしょうか。
彼は小4の春に転校したそうですが、その後、半年後に転校してきた女の子に一目惚れだったそうです。異性を好きになることがどういうことなのかが分からないままの一目ぼれですので、どうしたらよいのかわからず、好きだと言ったところで何が始まるのかも分からないので、好きな気持ちを抱えたまま我慢していたそうです。中学の1年になるまでずっと同じクラスで、中学にもなれば異性を好きになった先に何があるかを理解するようになるわけですが、彼は中学の1年にして生徒会のメンバー候補として動くようになったとか。月に一度のペースで彼は生徒会に参加していたそうですが、秋になること、ショックなことを知らされたとか。それは、意中の彼女が初体験をしたとの情報でした。相手のの男子がお喋りだったんですね。その噂はあっと言うまに学校中に広まったそうです。
彼はそれに耐えたそうです。どうしたらいいか分からなかったからだそうですが、時間が経過するうちに、高校の受験を考えなければならない時期になってしまったそうで、好きな気持ちを抱えながら地元の進学校を受験し合格したそうですが、高校に入ったとき、同じクラスに意中の彼女がいたそうです。
まだまだ高校ぐらいで堂々と異性と交際する雰囲気のない時代だったそうですが、彼女は高校に入学したとたんに新しい彼氏を作り、堂々と二人で歩く姿をよく目にしたそうです。それも数か月単位で彼氏が代わったそうで、彼は真剣に悩んだそうですが、それでも好きな気持ちは変わらないと思った彼は、思い切って手紙で告白をしたそうです。返ってきた返事は、彼氏がいるから付き合えないと。彼は彼女がフリーになった瞬間を狙ったつもりだったそうですが、その彼女は次の彼氏候補を押さえてから前彼と別れていたようで、彼は「どおりで彼氏が途切れなかったわけだ」と語っていました。
彼は断られたわけですから好きな気持ちを抱えたまま忘れようとしたそうですが、やがて受験の準備に入っていきます。彼には目標があったそうで、彼いわく、受験に失敗したのは彼女とは関係がないそうですが、浪人中に気晴らしにしていたアルバイト先に彼女が姿を現すようになったそうです。彼は忘れようとしているわけですから当然に無視をしていたそうですが、それでも自分が来ていることをアピールするかのような態度を彼女はしていたそうで、次の彼氏候補は自分なんだと思ったそうです。それでも、徹底して無視したとか。
彼は某勇名大学に合格し東京へ引っ越したそうですが、帰省の友人と一緒のところに現れる彼女に心をかき乱されたそうです。そのようなことをくりかえされているうちに卒業。ある商社に入るわけですが、相変わらず帰省の度に現れる彼女。やがて彼は帰省をしなくなったそうです。
彼いわく、そこからが大変だった。自分の中ではその彼女が基準になってしまっていたそうです。恋をして誰かと付き合っても、その彼女のことを忘れられずに苦しくなることがたびたびあったとか。妙なプライドなんか捨てて、彼女と付き合って結果を出しておけばよかったと後悔をしたそうですが、そこから先が彼にとっての不孝の始まりだったとのこと。彼女を作っても長続きせず、まるで今度は自分がとっかえひっかえで彼女を作っているような状況に陥り、そのたびにかつて好きだった人と比較をして、自己嫌悪に陥ることの繰り返しだったそうです。
そんな彼も、20代の後半で結婚したそうです。結婚して伴侶の人生に責任を持つようになれば代われるかも知れないと思ったのだそうですが、女の勘とは恐ろしいもので、結婚1年ぐらいしてから、中学時代のアルバムを見た奥さんが、「あなたこの人好きだったでしょ、今も好きだよね」と詰め寄られたのだそうです。そこで彼の中の何かが壊れたそうです。
それから彼は家庭を顧みなくなり、遊びのためだけの彼女を繰り返し作るようになったそうです。そして、それが原因で離婚となります。
離婚と言う結果が出たときに、彼は亡霊のように自分に付きまとう、かつての初恋相手に気が付いたそうです。実際に付きまとわれているわけではなく、自分の中の意識から離れない彼女がいたそうです。
彼は離婚を機に廃人のようになってしまいました。親族が彼を養い、彼はひとりで暮らすようになりましたが、そんなときに、私は彼と出会い、彼の人生を知ったわけです。
彼は、自分に性欲があるかどうかも分からない頃から好きだった彼女が初体験をしたことを知ったときが、最大のショックだったと語っていました。その次のショックが、自分としては最大限譲歩してでも付き合いたいと思ったにも関わらず、タイミングが悪く断られたこと。そして、断ったにも関わらず、その後に自分と付き合いたいかのような行動を取られたことの真意が分からず、ストレスだったそうです。
そして、結婚したいと思える人が見つかれば忘れられると思っていたが、それも甘かったと。
彼は私にすべてを話をして自らの意思で旅立ちました。40歳の若さでした。彼が離婚してから5年目のことです。
こんな気の毒な失恋もあります。あなたの失恋は、このような人と比べたら大したことはないかも知れませんよ。いや、人それぞれに失恋は大変なものですけど。
引用元:Yahoo!JAPAN知恵袋
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