キーワードで探す
酷い振られ方をした私を見かねて友人が誘ってくれた街コンで知り合った年下の彼。
RINA姫
公開日|2022.04.30
更新日|2022.04.30
他に好きな人が出来たから別れてほしいと五年ほどお付き合いしていた彼に振られ、一番仲の良い友人にその愚痴を聞いてもらってた時友人が今週末街コンがあるから一緒に行って、パーっと遊ぼうよと初めての街コンへ向かった。
友人も私もそれなりにおめかしをして向かった街コンで私は一回目に真向かいになった男性は、自分より四つも下で、きょどきょどとして私と同じように街コンが初めてなんですとお互いぎこちない会話を繰り返しているうちにあっという間に席替えになった。
そして席替えが何度も行われるうちに、自分の身に着けているブランドについて話す人、自分の趣味の話しかできない人、私にまったく興味ないのを示す人。
そんな男性と話すことに疲れ、私はなんとなくお店を出て、遊ぶどころか男性不信になるなとぼーっと夜空を見上げていた。
「なんか疲れましたね。」と苦笑いを浮かべながら、最初に話した四つ下の彼が私から少し距離を置いて煙草を吸いだした。
お互い来てみたはいいものの、どうにもその雰囲気を好きになれないとか街コンの愚痴をぼそぼそと語りあった。
街コンが終わり、友人と帰ろうとお店を出ようとしたときに彼が「す、すみません!」と私の目の前に立ちはだかってきた。
何かときょとんとする私に少しあまがみをしながら彼は連絡先を交換しませんかと私に聞いてきた。
その照れ方と言い、恋愛経験が浅そうな純粋さと言い私はなんだか顔を真っ赤にして連絡先を聞いてくる彼に興味が湧き、連絡先を交換した。
街コンに参加して二週間後、彼と軽くランチに行った。
彼は年下なのにどこか達観していて、その中にもまだあどけなさが残っていて新鮮な気持ちにさせてくれる人だ。
相変わらず会話は上手くないし、目を合わせるとすぐ逸らす彼のあどけなさが可愛い。
その後も何度かお互いの好きな場所に行ってデートをし、五回ほどデートを重ねた後に彼から顔を真っ赤にして、目を潤ませながら告白された。
今は純粋に恋愛を楽しんでいる。
あの時彼に振られて良かったなと今は心からそう思える。
もっと読みたい!あなたにおすすめの記事はこちら
ログインをすると利用出来ます
コメントを書く