既婚者を成敗してあげた合コン

レオナ女性

公開日｜2023.10.25

更新日｜2023.10.25

急用で参加できなくなった子の代わりに来てほしいと会社の後輩に頼まれ、急遽参加することになった合コン。

お相手の男性は全員、大手広告代理店の同僚だといい、年齢層は20代後半~30代半ば。

ずば抜けたイケメンこそいなかったものの、救いようのないブサメンもおらず、オシャレなお店で美味しい料理とお酒を飲みながら会話を楽しんでいたところ、遅れてきた1人が現れた瞬間、男性陣の空気が変わるのを感じました。

最年長と思われる彼が着くなり、男性陣は1番いい席を彼に提供し、彼を持ち上げるような発言が続くことに違和感を感じたものの、きっと先輩だから気を使っているのだろうと最初は軽く考えていました。

そして、会話の流れで住んでいる場所や一人暮らしかどうかという話題になったときに、その彼はさらっと独身寮に住んでいると口にしました。

私は間取りを見るのが好きなマドリストのため、すぐさま独身寮というワードに食らいつき、どういった間取りなのか、共用スペースはどんな感じなのかと質問攻めにするものの、なんだかつれない返事しか返ってこないことにがっかりしていました。

すると、その彼がお手洗いに席を立った瞬間、私の隣にいた男性がすっとスマホの画面を見せてきたのですが、そこに書かれていたのは、ここだけの秘密だけど実は先輩は既婚者なんだという内容。

そこで全てを察したものの、女子的にも出会いの場に既婚者が来るのは迷惑で、男性陣たちの態度からも彼が参加することに迷惑しているものの、誰も言い出せないのだろうと感じた私は、彼が席に戻る前に会社のHPを確認。

独身寮はとっくに廃止されていることを確認した上で、戻ってきた彼にそのことを質問してみました。

彼を含めた男性陣がマズい！という表情になったのを確認した上で、もしかして既婚者だったりします？合コンでいい感じになった女の子がいても、家に行きたいと言われるとまずいから、合コンに参加するときは独身寮に住んでいると嘘をつくという男子を知っていて…と言ったところ、逃げ場がないと思ったのか嘘を認め、1次会終了とともに彼は帰っていきました。

邪魔者がいなくなり、男性陣も女性陣も2次会はとっても盛り上がりましたが、私にスマホを見せた彼だけは、私をなんて怖い女だと思ったようです。

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