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気づいたら好きになっていた幼なじみへの切ない片思い
トックン🐻 男性
公開日|2023.01.01
更新日|2023.01.01
自分の若さゆえのいきおいだけの行動。
恥ずかしくもあり、切なくもある片思いの恋愛エピソードです。
中学生時代にあまりにかわいくて、逆に時々いじめてしまっていたUさん。
アンパンマンのように溌剌とした笑顔が素敵でかわいらしい女の子でした。
高校時代は接点もなく過ごしていたが、とあるバイト先の従業員として勤めていた時に、そこにお客さんとして現れた彼女と再会した。
さらにかわいらしさに磨きがかかっていて、おどろいた。
昔から身長はそこまでなかったが、出る所はしっかりでていて、しまるところはしっかりしまっている、いわゆるトランジスターグラマーという感じだった。
しばらくは、お客さんと従業員という関係で、雑談を軽くするぐらいのつきあいが続いた。
ある日思い切って、それとなく、お茶にさそってみた。
何と別の男性とつきあっているという話になった。
よく話を聞いてみると、彼女が付き合っている相手は、けっこうよく知っているSという奴だった。
Sの裏の評判(けっこう優柔不断で色んな女性に手広く手を出していて、女を泣かせるタイプ)を聞いていたので、正直複雑な心境でした。
彼女の幸せを願いつつ、一旦身を引きました。
それから、半年ぐらいが過ぎたころ、風のうわさで、ふたりが別れたと聞きました。
Uさんに連絡して、ドライブに誘ってみました。
ドライブならオッケーと言われて、友人に車を借りて、海まで車を走らせました。
海が見える公園の駐車場に車を止めて、話をいっぱいしました。
Uさんのことが大好きで、Uさんと付き合いたい気持ちも正直に伝えました。
(それこそ、清水の舞台から飛び降りるぐらいの気持ちで…)
Uさんからの返事はこうでした。
「Sと別れて、踏ん切りがついたってわけでもないけど、東京に出て、新しい仕事と生活を一人で始めてみようと思っているの…。ごめんなさい…。」
大切な女性の幸せを願ってこそ漢(おとこ)。
涙を呑んで、新たなる旅立ちにエールをおくって、そのドライブを終えました。
(Uさんは、今でも都会の方でがんばっているそうです。)
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