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結婚して1ヶ月で単身赴任、帰ってきて半年で別居
すずきとさとう 男性
公開日|2022.03.26
更新日|2022.03.26
彼女とは東京で出会い付き合い始めた。
同棲する事になり、二人であれこれ決めながら過ごしていた。
同棲してみて大きな不満も発生しなかったので、お互い結婚も視野に入れるようになっていった。
将来の話をしていく中で、彼女はいつか地元の札幌に帰るつもりだと聞いていた。
僕は転職を考えている時期だったので、転職のついでに札幌へ移住し、それに併せて結婚もする事になった。
転職、移住、結婚と慌ただしく新生活をスタートさせた1か月後、
東京への単身赴任が決まった。
会社との面接時、半年間の単身赴任をする事は合意済みで
彼女とは「タイミング悪いね」なんて笑っていた。
単身赴任をして半年が過ぎ、実際には1年間の赴任期間が終わった。
札幌に戻ってきたのだが、生活する上での自分ルールが彼女の中で固まっていたようだ。
二人で色々と決めたのは最初の1ヶ月のみ。
そのあと、1年間彼女独りで過ごしていたのだから当然の事だろう。
収納場所や家事の分担等、二人で決めたかったが僕の提案は受け入れられる事はなかった。
彼女は洗濯機を回す曜日や時間帯などの細かい自分ルールを押し付けてくるが、
従う根拠もなかったので僕なりのタイミングで家事等おこなっていた。
(掃除、洗濯、洗い物、食事作りといった家事の大半は僕の役目)
ある日の休日、彼女とその友達と泊まりの旅行に行く事になった。
旅行中、彼女の友達は彼女から聞かされていた僕への愚痴を、僕にそのままぶつけてきた。
どうやら二人は彼女の自分ルールに従わない僕が気に入らないらしい。
僕の考えを言うも、二人の意見は「女性の言う事を聞かない男はありえない」といったもの。
僕は今まで彼女に対する不満を言った事はなかったが、この出来事以降、僕も彼女への不満を伝えるようになった。
僕は言い合いになると相手が黙るまで論破するタイプ。彼女は負けず嫌い。
彼女は僕に言い負かされたくないのか、当初の論点から脱線し僕の人格を批判するようになった。
「批判は建設的でないからやめよう」という僕の意見すら、批判する始末。
そういった日々が続き、彼女は「少しの間、別居しよう」と提案をしてきた。
僕が札幌に戻ってきて半年後の事だ。
別居の期間は3ヶ月と約束したが、1年以上続いた。
僕は月に1度、彼女に電話して帰ってくるよう頼んだが、そのうち着信拒否されるようになり、
ついには弁護士から連絡があり、離婚する事になった。
今思えば、家事のほとんどを僕がこなしているのに彼女の自分ルールに従わないだけで文句を言われ、
僕の人格まで批判するような人と暮らしていたのか不思議だ。
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