初めて好きになった子が夏に短髪にして、結果、失恋につながった件

シュウキチ男性

公開日｜2022.04.02

更新日｜2022.04.02

高校生時代の時の甘酸っぱい恋愛話です。
当時、同じクラスになった女子に背が小さくてクール、声は小さいですが高く、常に不満げで甘えるような言葉を発する甘え系の子がいました。

新学期に同じ体育係（男子1名、女子1名）になったことで関係は急接近。
たまに話す関係から「趣味は何をしているの」などという何気ない雑談からしだいに係活動以外でも少しずつ話すようになります。

4月に知り合い、5月中旬には「一緒に帰らない？」などと学校終わりにデパートやカフェ、古本屋、ゲームセンターなどで遊ぶ仲に。

最初は彼女の友達などもいましたが、部活動が本格化すると2人きりでいくことも増えていきました。
その流れで「付き合おっか」とお互い、軽い気持ちで交際がスタート。
当初は、普通に遊び相手（性的関係でない）として友達以上な関係で過ごしていました。
夏休みに差し掛かる頃、彼女の趣味がややアダルトなマンガ（BL）なほか、ロックバンドにもあることを知り、一緒に古本屋さんやライブに行くこともありました。

問題は、夏休みが終わる頃に起きました。
彼女がそのロックバンドの影響なのか、片サイドを刈り上げたボーイッシュなベリーショートに髪型を変えてきたのです。

「びっくりした？」「どうかな？かっこいい？」
などと言われましたが、瞬間的には声が全く出ないほど動揺していたように思います。

「に、似合ってるね」となんとか声を絞り出しましたが、正直、どうしても受け入れがたいヘアスタイルでした。

理由は、小学校、中学時代の部活動の先輩で同じ刈り上げ型の髪型をした非常に苦手な人を想起させるものだったから。

よく怒鳴られたり、陰湿ないじめを受けていたことがあり、どうしても彼女を見るたびにそれを思い出してしまって、どうしても無理でした。

会話の冒頭にどうしても詰まるようになり、「なに？どうしたの？」「私、なにかした？」などと彼女を不快にさせてしまう始末。

高校を卒業すると自然と関係は消滅してしまいました。

同窓会で会った際は、髪の毛を長くしており、落ち着いた感じになっていて

「ああ、あのときもずっとこんな感じだったら、いまごろどうなっていたんだろう？」などと思う始末です。

自分はあんまり物事に強いこだわりはないほうなのですが、

過去のトラウマや苦手な人と同じ髪型だと人間の脳は生存本能のせいなのか非常に忌諱する傾向が出るそうです。

せっかく一度は好きになった人なのに運命のいたずらはほんとしんどいなと思った出来事でした。