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台無しの合コンとなった思い出
ゆいりん 女性
公開日|2023.12.24
更新日|2023.12.24
思い出に残っているのは大学生時代にした2対2の合コンです。
彼氏がいる友達が合コンをセッティングしてくれ、高校時代の同級生を誘って行きました。
男性の方は同じ会社の同僚で共に25歳。
私たちからすると大人な感じです。
一緒に行った友達は普段は勉強ができる大人しい子で、気が合うと分かると急に話し出す面白い子。
指定された居酒屋に時間より少し早めに着いたので先に入ると男性Aさんはすでに待っていました。
そして三人で男性Bさんを待つことに。
このAさんは控えめで大人しいというか、誠実そうな雰囲気です。
遅れる事10分、男性Bさんが入って来ました。
遅れたことには触れず、「いやー今日暑かったねぇ。もう汗っかきだからびちょびちょよ。おれビールにするわ。」と聞いてもいないのにひとしきり喋り、私たちはシーンと静まり返りました。
しかしBさんはそんなことはお構いなしといった様子で「どうしたの?大人しいね君たち!もっと明るくしてくれなきゃ!まだ大学生でしょ!」と言い、ケラケラ笑っています。
隣にいる友達の機嫌がみるみるうちに悪くなっていくのを感じました。
真面目な子なのでこういうタイプが苦手なのでしょう。
イライラした様子でひたすらメニューを見ていました。
男性Aさんも気付いたのか「このから揚げおいしそうだよね」と話題を変えました。
「あ、私もそう思っていました。頼みましょうか?」と答え、呼び鈴を押します。
すかさずBさんが「ポテサラと枝豆、揚げ出し豆腐もね」と言い自分では何もしません。
食べ物が来ると「はーい、来たよー!取り分けてくださーい」と言って動きません。
ここで友達の堪忍袋の緒が切れました。
低い声で「ご自分でどうぞ」と一言いったっきり最後まで一言も発することなく合コンは終わりました。
さすがにBさんは少し焦っていましたが途中であきらめたのかタバコを吸い始めどうでもいい態度。
せっかくの合コンが台無しで終わりましたが、一旦帰ったふりをして私たちとAさんで飲み直しました。
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