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10円玉の香りの恋
小春
公開日|2022.03.10
更新日|2022.03.10
高校一年生、大好きな彼氏の家へ自転車で向かい、
彼氏と家デートをして、帰る時にはもう夜。
俺も自転車に乗って送ってくねと言われ夜道を当時の彼氏と2人で自転車を漕いでいる時のこと。
「俺がバイクの免許とったら、後ろに乗せてやるよ」と言われ、
私は浮かれてバイクに乗っている自分を想像しながら星がいっぱいの夜空を見上げながら自転車を漕いでいた。
すると「危ない!」と彼の大きな声。
私はハッと我に帰り、気付いた時には夜空も彼も自転車もいなかった。
私は自分の身長と同じくらいのどぶに自転車ごと落ちていた。
何が何だかわからない私に彼がすかさずやってきて、両手を差し伸べてくれた。
私はバンザイをして手を伸ばした。彼は私じゃなくまず自転車を上にあげるようで断られた。
そのあと無事に私は彼に救って貰う事が出来た。
ハグしたいところだったが、制服のブレザーからどぶの匂いか10円玉のざびついたような匂いがして、ムード台無しだった。
大好きだった彼でしたが、ケンカをしてお別れをしたが、今でも彼は当時のことを覚えているのかな?笑
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