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とってもポジティブで明るい彼女が、双極性障害だった。
みかぜ 男性
公開日|2022.10.24
更新日|2022.10.24
私にとって今までで一番良かった恋愛は、今から6年ほど前のMさんとの恋愛でした。
Mさんは笑顔が素敵な大和撫子タイプの女性で、出会いの場所は東京都の御徒町。
同じハンドクラフトが趣味だということであっという間に仲良くなり、定期的に会ってデートしたり、作品のアイデアを交換したり、一緒にイベントに参加したりと充実した恋愛ライフを送っていました。
ベタですが湘南に遊びに行ったり、都庁で夜景を眺めたり、サンシャイン水族館に行ったりもしましたね……。
彼女の長所は、基本的にはポジティブで楽観主義者であることです。
いつも快活で明るく元気なので自分だけでなく、サークルやイベント、仕事の関係者など彼女の周りの人たちもよく彼女に元気づけられていました。しかし彼女の周りで一人だけ、彼女の真の姿を見抜いていた人がいました。
その人はサークルの関係者で、いかにもさえないオッサンといった感じの人だったので誰も彼の言うことを信じていませんでしたが、結果的に彼が正しいことが分かりました。
彼がよく指摘していたのは「彼女の元気さの裏にはさみしさがあって、毎日とても消耗している」ということ。
当時の私にはとうていそうは見えませんでしたが、結局彼女は精神を崩し、双極性障害と診断されました。
彼女が元気を失い、メンタルにお世話になった途端、彼女の周りからは急激に人がいなくなりました。
それからはもう転落の一途でしたね……休職からの退職、引きこもり……。
そうして結局、彼女は誰にも会わなくなりました。
私も含めてです。
彼女に恋をしていた時は、間違いなくとても幸せでした。
しかしそれが彼女の精神的な犠牲の下に成り立っていたと考えると、過去一辛い話とも言えます。
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