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ごめんねが聞きたかった
Kumi
公開日|2022.04.22
更新日|2022.04.22
勤務する会社のオフィスが同じビルの同じフロアだったこともあり、出勤時やエレベーターでたまに見かける彼。
スーツはいつもきれいにプレスされていて、見かけるたびに几帳面でお洒落な人なのだという印象。
たまたま一緒に乗り合わせたエレベーターで話しかけてきた彼。
いつも気になっていたと告白された。
付き合い始めて3ヶ月、一人暮らしだった私の家でどちらがいうわけでもなく自然と同棲が始まっていた。
朝の4時過ぎ、彼が起きだす。出勤時間が8時なのにいつもこの時間にはベッドから起きだす彼は、起きるとすぐにスーツにアイロンを掛けだす。
ズボンもワイシャツもピッシリと。この時間に毎日起きられる物音がしだすとこちらは眠れない、それがだんだんストレスになりだした。
ある朝、我慢が出来なくなり思わず「そこまできちんとする必要はないでしょ!」と口にした私に彼は「人は着るもので決まるんだよ!」の一言。
ごめんの言葉もなく自分の意志だけを通そうとする彼。
この時、先が見えた気がして同棲は解消しようと提案する私に
「だらしのないヤツを探せよ!」と逆切れ。結局、この日の喧嘩が引き金となり同棲解消へ。
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