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高校時代に地元の地下アイドルと付き合っていた秘話。
源なーたん
公開日|2022.04.11
更新日|2022.04.11
私が高校生の頃、私の同級生で地下アイドルをしている彼と交際していました。
歌、ダンスの動画配信と、小さな会場でのサイン会、チェキ会、オフ会を主な活動としているグループで、知名度としてはかなり低い方でした。
しかし、学校での彼氏の話は一切禁止、プライベートでも知り合いに見られてはいけないというルールを2人の間で決めており、かなり肩身の狭い恋でした。
有名アイドルの非公認彼女として冗談で公言しているクラスの人もいましたが、冗談でも禁止。
彼はアイドル活動を頑張り、ファンを増やそうとしている反面、公言もできずにSNSなどを通じてのファン増加すら貢献できない自分が嫌になることもありました。
付き合ってから「やっぱりファンとして純粋に応援していた方が楽しかったのかな?」と思うこともありましたし。
学校でも彼のグループを知らない人が多かったため、紹介だけでもしたいという衝動に駆られた記憶があります。
ある時、彼お家デートを終えて外を歩いていたところクラスの人に見られたようで、「昨日○○にいなかった?」と声をかけられたこともあります。
まさか彼の家から出るところを見られたのではとヒヤヒヤした気持ちと共に、それを訊けないジレンマもありました。
彼と会う際にはサングラスが必須で、フードつきの服を着たりと自分でも怪しいなと思うような恰好をしていました。
高校卒業と共に別れ、彼は活動の幅を広げるため東京に引っ越しました。
私は今も地方で働いており、彼の実家前を懐かしい気持ちで通ることはありますが、怪しい格好をして周囲の目を気にすることからは解放されました。
3年間で彼と会ったのは数回だけ。
会ったとしても家デートで、それも隠れて通っていました。
時折連絡がとれず、自宅前の道で隠れながら連絡を待ったりと、家に入るだけでも苦労をしたという思い出が多いです。
楽しかった反面、窮屈で自由の無い、大変なことが多かった恋愛でしたが、今となっては貴重な経験です。
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