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高校2年生のAくんと、あいまいな関係のBさん
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
高校2年生のAくんは、同じクラスのBさんとあいまいな関係になっていました。
いわゆる『友達以上、恋人未満』というやつで、ラインで仲良くやり取りしたり、悩み相談をしたりはするけど、恋人関係にはなっていない。
Bさんのことが好きなAくんは、このままじゃいけないと思い、告白するチャンスを作るために勇気を振り絞って花火大会に誘いました。
するとBさんは、
「いいよ! 楽しみ!」
と、二つ返事でOK!
「やったー!」
と舞い上がるAくんですが、まだ油断はできません。
そしてお祭り当日、浴衣姿のBさんにドキドキしながらふたりで屋台を巡って楽しんでいると、花火が始まりました。
しばらくふたりで土手に座って眺めていました。
けど、Aくんは告白のことを考えて花火どころじゃありません。
隣に座るBさんにいつ告白しようと悩んでいたら、
「Aくん、花火見ないの?」
「あ、いや、その…」
「もしかして、私の顔になにかついてた」
「そうじゃないけど…」
「変なのー」
楽しそうに笑う彼女。
本当は帰り道で告白するつもりだったけど、Aくんはもう我慢ができなくなってしまい、
「あ、あのさ、こんなこと言ったら変に思われるかもしれないけど…」
「なあに?」
「オレ、Bのことが前から好きだったんだ。だから、オレと付き合ってください」
「……………」
急にだまりこむ彼女。
(ダメなのか…)
と思ったら、
「…嬉しい」
「え?」
「私の片思いだと思ってたから」
「……それって」
「私も、Aくんのことずっと好きだったんだよ」
まさかの両思い発覚。Aくんは嬉しさよりも驚きの方が大きかったそうです。
Bさんはそれから、
「ねえ、腕組んでいい?」
「う、うん」
といって近づいてきたので、ぴったりと腕をくんだままいつまでもふたりで夜空の花火を眺めていたそうです。
引用元:ここぶろ
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