アラサーになってから、結婚に焦りはじめた方も多いようです。あまり出会いがないからこそ、結婚できた人がどんなきっかけで運命の人と出会ったのか、疑問ではないでしょうか。

今回は、30代以降で結婚相手を見つけた女性にアンケートを実施。すでに結婚した先輩方は一体どこで出会ったのか、どのくらいで結婚できたのか、そして今の結婚に納得できているのか……などなど、気になる生の声を調査してみました。

得られた回答はとってもリアルなものばかり。結婚相手を探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

《アンケート概要》
2024年1月に、株式会社ヒトコイがWEBアンケートサービスを利用して行ったアンケート調査にて:30代以降で結婚した女性118名が回答

目次

今の結婚相手とどうやって出会った?


30代以降で結婚した女性たちに、今の結婚相手とどうやって出会ったのか質問したところ、たくさんの回答から「出会いの定番」とも呼べる共通項が見えてきました。

まず、回答で多かったのが友達の友達で知り合ったというケースです。

・友達の知り合いで友達に紹介してもらった(32歳)
・お互いの友達同士が夫婦だったので一緒に食事をしました。
(58歳)
・友人がたまたま連れてきた人と居合わせた事
(47歳)

また、職場関係の方という回答も、多く寄せられました。

・職場の出入り業者でミスをフォローしてくれたから(34歳)
・新卒で入社した会社の同僚でした。
(41歳)
・22年前に少しだけお付き合いをしていた方の仕事関係の仲で、飲み会の席で出会いました。
(47歳)


注目したいのは、学生時代の知人というケース。大人になってから再会するなんてまるでフィクションのようですが、意外にも多く見受けられました。

・学生時代のバイトの同僚で、たまたま連絡が来て食事をする事になった。(47歳)
・元々学校が同じだった。Aと別れた後に同窓会きっかけで再接近して今に至る
(34歳)
・同級生と集まることがあり、そこで久しぶりに再会して遊ぶようになったのが出会いになります。
(39歳)
・大学の時の知り合いで、結婚式で再会した。
(34歳)


現代の盲点のようにも感じられますが、親や家族、親戚の知り合いというつながりで出会ったケースもちらほら見受けられました。

・私の親が紹介してくれたお見合いです。(58歳)
・おじさんの同級生で飲み会の席であった。
(45歳)
・姉の知り合いで連絡をとるようになった。
(34歳)

そして、婚活の定番、結婚相談所や結婚支援センター経由での出会いもあった模様です。

・県で運営している結婚支援センターに登録して。(40歳)
・登録していた結婚相談所の、登録者以外も参加OKなたこ焼きパーティー。
(39歳)

さらに、合コンや街コンで知り合った人と仲良くなったというコメントもありました。

・合コンで知り合った仲間とキャンプをしているときにお友達として来ており、共同作業をしているうちに仲良くなって、お互いに趣味などがとてもあったりしてその後少しづつお互いに歩み寄るようになりました。(49歳)

意外なところでは、お出かけスポットで相手からナンパされたというケースも。これはまさに運命を感じる出会いですね。

・お花見会場で相手が声をかけてきました。私はサークル仲間とのお花見で、無関係だったのにサークル仲間と勘違いしましたが、趣味が合うので話が弾みました。(49歳)


今の結婚相手との交際期間はどのくらい?


回答者の女性に、現在の結婚相手との交際期間(交際〜結婚まで)も尋ねてみました。

3ヶ月前後:6.78%
半年前後:11.02%
9ヶ月前後:4.24%
1年:53.39%
2年:8.47%
3年以上:5.08%


もっとも多かったのは「1年」で53.39%。次点が「半年前後」で11.02%、次いで「2年」が8.47%でした。交際期間3ヶ月〜1年の割合を合計してみると、75.43%にもなります。

つまり、およそ7割以上の方が、交際からおよそ1年以内には結婚していることが分かります。意外にも、スピーディーに結婚に至っていることが分かりますね!


今の結婚相手を選んだのはなぜ?


さらに、今現在の結婚相手を選んだ理由についても聞いてみました。

・前の彼以上に気が合うと思ったこと、食の好みが合うこと。何より連絡の頻度の感覚が合ったこと!(38歳)

・ビビっと来たんですよね、うまく説明できませんが会った瞬間に、あぁこの人のこの後姿を一生見ていくことになる気がすると思ったんです。(44歳)

・それまでは私から彼に連絡したり会いに行ったりしていましたが、夫は反対で不安にさせないようにしてくれました。(46歳)

・誠実で優しい人。お互い悩んでることを話せて、こちらが怒っても逆ギレなどせず、話し合いで解決しようとしてくれる。(46歳)

・私のことを物凄く好きで、大切にしてくれるから。一緒にいてやすらぐ。この人になら「嫌」「できない」「やりたくない」が言えると思ったから。(45歳)

・目先の好き嫌いだけではなく、どういう生活をしていきたいかなどの生活スタイルがあっていると思ったから(36歳)

・決して怒らない、穏やかな性格。自分よりも私を優先して考えて行動してくれる人柄。結婚願望が強かったこと。(35歳)

・仕事に真面目で私のことを思いやってくれて、誰にでも優しくて礼儀正しい姿を見てこの人なら安心できると思いました。(40歳)

パートナーをとても大切に思っていることが伺える回答ですね。「優しかった」「誠実だった」「真面目だった」など、性格面で好印象だった旨を記入した方が多く見受けられました。


その他、今の結婚相手にまつわる補足事項を自由記入で回答してもらったところ、旦那さまの人となりが見えるユニークな回答も寄せられました。

・超がつくいい人(34歳)

・結果的に相手の方から接近してくれました(50歳)

・そこに愛はあるんか!? と、たまに思います。(41歳)

・デブハゲで見た目はなかなか悪いですが、元気で明るく、おおらかな性格は宝です。(48歳)

・釣りという趣味が一緒だったので、一緒に釣りがしたいとお話しました。(39歳)

・超格好良い人というわけではない(36歳)

・私と出逢う前に結婚しようとしていた彼女がいたようですが振られてしまったようです。(36歳)

・結婚後はやや口調が荒かったりと気になる点はあるが、育児にはとても意欲的に関わってくれている。(36歳)

・ありがとうやごめんなさいをしっかり声にだして言える人。手紙を書くのか好きでよく手紙をもらいます。自分の気持ちを言葉にするのに時間がかかるがしっかり話し合いをしてくれる人。(38歳)

今現在お相手を探している方は「こういう人となら結婚できるかも」と、ぜひ想像を巡らせてみてくださいね。

出会うまでに行動した内容・テクニックは?


せっかくなので、今の結婚相手と出会うまでに行動した内容や、有効なテクニックについても尋ねることに。

様々な回答が寄せられましたが、その中でもとくに「出会いの機会」に言及しているコメントをピックアップしてみました。

・婚活アプリ系を3個入れた。(32歳)

・3つのマッチングアプリに登録して20人位はやり取りをしていた。(37歳)

・婚活パーティーにも一人で参加しました。結婚相談所にも入会して40万払いました。(58歳)

・マッチングアプリと友達に紹介してもらうように依頼(32歳)

・マッチングアプリや結婚相談所へ登録し、同窓会などにも積極的に顔を出しました。(43歳)

・県で運営している結婚支援センターに登録。未婚である証明書が必要で、身分が確かな相手と出会えた。会費が安い。(40歳)

・恋愛コンサルをやっている友人に相談した(34歳)

・友人と会ったり、一人で出かけたりと外に出る機会を増やした(37歳)

・友人との交流を深めた。自分に彼氏がいないことを公言した。(59歳)

・何もかも嫌になり自暴自棄の私を友達が心配して、紹介してくれました。(41歳)

・とにかく男女問わず友達を作って飲み会に参加しようと思った。いろんな人に出会って狭い視野を広げたかったので合コンから大人数での飲み会などたくさん参加した。(47歳)

・紹介や合コンなど、出会いの場には積極的に行く方でした。(44歳)

・誘われる飲み会は必ず行ってみた(45歳)

・テクニックは特にないが、飲み屋にはよく通っていた。。(47歳)

・行動範囲を広げる(43歳)

マッチングアプリへの登録や婚活パーティーへの参加結婚相談所への入会、地域の結婚支援センターに登録など、やはり具体的な行動をしたという方が多く見られました。

また、定番の婚活以外にも、友人のお誘いや飲み会などに積極的に参加したという声も多くありました。

ほかには、人と出会える場所に積極的に参加したり、行動範囲を広げてみたりしたというコメントもちらほら見られました。


回答者さん自身や結婚相手はモテるタイプ?


ここまで見たところで「結局、この回答者はもともと凄くモテる人だったから結婚できたんじゃないの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

実際のところ、回答者や結婚相手は果たしてモテるタイプだったのか、聞いてみました。


回答者のあなたはモテるタイプなの?

まずは「あなたがモテるタイプかどうかを教えてください」という質問から。回答結果は次のようになりました。

一般人の中ではかなりモテる:5.08%
一般の平均よりはモテる:28.81%
一般的:40.68%
あまりモテないと思う:18.64%
モテたことは過去一度もない:6.78%


最も多かったのは「一般的」という回答で40.68%、次いで「一般の平均よりはモテる」という方が28.81%、そして「あまりモテないと思う」という方も、18.64%もいらっしゃいました。

「一般の中ではかなりモテる」と回答している方が5.08%と最も少ないところを見ると、モテればモテるほど結婚の可能性が上がるという訳ではなさそう


回答者から見て、結婚相手はモテるタイプ?

反対に、結婚相手の方が普段からモテモテで恋愛に慣れているタイプだったということでしょうか?

回答者から見て、結婚相手がモテるタイプかどうかを尋ねたところ、次のような結果となりました。

一般人の中ではかなりモテる:3.39%
一般の平均よりはモテる:27.97%
一般的:38.98%
あまりモテないと思う:27.12%
モテたことは過去一度もない:2.54%(「絶対にモテない」として計算)

ここでもやはり一番多かったのが「一般的」という回答。38.98%なので、約4割と言ったところ。

次点では「一般の平均よりはモテる」という回答が27.97%、僅差ではありますが「あまりモテないと思う」という回答が27.12%ありました。

この結果からも、一般人の中でかなりモテ度が高いほど、結婚に結びつくという訳ではないということが分かります。

驚きの結果ではありますが、あえて考察すると、そもそも異次元にモテる人は異性に困らないため、結婚して1人の相手に絞る必要がないのかもしれません。


今の結婚相手を選んでみて、納得度(妥協度)はどう?


ここで、「結婚相手を率先して見つけるってことは、妥協も必要なのかな?」という素朴な疑問も浮かんできます。

アンケートの回答者の方に、今の結婚相手への納得度(妥協度)も質問しました。集計結果は、次のような割合となりました。

理想的:19.49%
十分満足:53.59%
可もなく不可もなく:16.95%
やや妥協した:8.47%
完全に妥協した:1.69%

最も多かったのは「十分満足」と回答された方。なんと、53.59%もいらっしゃいました。次点では「理想的」と回答された方が19.49%、そして「可もなく不可もなく」と回答された方は16.95%となりました。

「完全に妥協した」と回答している方に至っては2%未満と、かなりの人が現在の結婚相手に納得しているということが分かりました。

婚活や結婚の情報はスパイシーなものも多くありますが、今回のアンケートの回答からは幸せな様子も感じ取れました。まだまだ諦めず、理想の相手を探していきたいですね。


【金言集】先輩達から、結婚を焦る後輩へアドバイス!


最後に、回答者の女性たちから、30代を越えて別れて結婚に焦っている後輩に向けてのアドバイスを貰いました。ぜひ、参考にしてみてください。

・最優先だと思っていた条件を外してみると、意外といい人が見つかるかもしれません。
私はとにかく「高収入な人」にこだわっていたのですが、思い切って収入のことは考えずに一緒にいて楽しい人を探してみました。
結果、収入がいいとは言えない仕事についている方とお付き合いすることになりました。
付き合ってしばらくしてから、彼の家系が不動産を営んでいて家賃収入などが定期的に入ってきていることを教えてもらいました。
表面的なプロフィールだけでは分からないことがあるのだと学びました。
条件にこだわらず、いろんなタイプの人と関わってみると素敵な人に出会えるかもしれないです。
(31歳)

・私は32で結婚したかった彼氏と別れてから約9年彼氏も出来ず諦めてたけど、41で今の旦那さんと出会い10年少し付き合い、今年結婚の運びとなりました。人それぞれ出会いのタイミングがあるし、焦ると思いますが、もし次この人っていう人が現れたらカッコつけず振られてもいいからガンガン行くべきだと思います。私がそうだったので。年齢超えて気持ち振り切った時にふと現れました。猛アタックの末の幸せです。
(52歳)

・子どもがいらないという男性は案外多いので、焦らなくても大丈夫です。でも、もしもの時に備えて自分の子宮が綺麗なのか、産婦人科で定期的に検査してもらっておくことをおすすめします。女の魅力が最大になるのは40歳からだと思って、30代のうちに健康的な食事と適度な運動をしておくことをおすすめします。
(37歳)

・晩婚化が進む中、30歳を超えても出会いの可能性は十分あると思います。ただし、受け身に待っているだけでは出会えません。自分の理想とする相手にも選んでもらえるように自分自身も磨き、きちんと自分をアピールできるようでなければいけないと思います。
(37歳)

・焦って探すと妥協点が低くなって後悔すると思うので、焦りたくなる気持ちも分かるのですが、しっかり見定めてお付き合いをした方がいいと思います!
(46歳)

・今なら思います。結婚だけがゴールではないと。子どもを授かり母親になったことに後悔はありませんが、結婚ではない未来もあったのでは?と思いますね。
(50歳)

まとめ


今回は、結婚を決めた先輩たちのリアルな姿が見えました。出会いのきっかけとして挙がることが多かったのは、次のとおり。

・友達の友達だった
・職場で知り合った
・学生時代の友人と再会した
・家族や親戚の紹介
・お出かけスポットに行った

ほかにも、合コンや街コン、結婚相談所や地域の結婚支援センターなど、本格的な婚活の場で出会いがあった方も多くいらっしゃいました。

結婚のためには「行動あるのみ」ですが、焦って妥協するのは禁物。“「この人だ!」と思える人が現れるまで、自分を磨いて準備をすべき”と先輩たちが語っていました。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。