セフレ(セックスフレンド)と彼氏(恋人)とは、異なるタイプの関係であり、それぞれに特徴があります。
まずセフレというものは、主に「性的な関係」を中心に求める関係性であり、感情の深まりなどの個人的な本来の人間関係というものが極めて限定的です。
いい変えればそれは「カジュアルでフリーダム」な雰囲気が特徴となり、お互いにあらゆる意味で束縛されずに、性的な満足だけを追求するものです。
一方で、彼氏との関係は感情の深まりが期待され、お互いに愛情や信頼を築いていくことが一般的といえるでしょう。
ではいったいこのセフレと彼氏、どっちにどんなメリットがあるのでしょう。
あるいはセフレから彼氏に成り上がる可能性というのは存在するのでしょうか?

目次

セフレと彼氏、何が違うの?


まずはセフレと彼氏、何がどう違うのか、ハッキリさせておきましょう。

コミュニケーションの内容と質が違う

セフレの関係では、コミュニケーションは主にセックスに焦点を当てられがちで、感情に関する深い話題や、あるいはこの先どう関係性をより深めていくかなどの、将来についての計画は極めて限定的です。というかむしろ、関係性を深めることよりも、性的な欲望や興味を深めていくことの方がよほど重要だったりします。
とは言え、ある程度の性格的な相性も必要ですよね。一緒にいることが不快な相手とはあまりセフレ的な関係も続けられないはずです。
もし完全に性格的な不一致状態であったとしても、それ以上にセックスに関する相性が良ければ関係を続けることも難しくはありません。
一方で、彼氏との関係は感情的なコミュニケーションが重要視され、お互いに内面や将来のビジョンについて話し合う機会が増えます。
これはもちろん、結婚を含めて将来的なビジョンを共有できるかどうかということが、関係性においても大切ということになります。
それに伴い、やはりコミュニケーションの質も高くなるはずです。
よりお互いを理解し合えたり、共通の興味を持てたり、それを常に情報や感情として共有するためには、密接で正直なコミュニケーションが必須となるはずです。

関係を持つ期間やセックスの質が違う

セフレの関係はカジュアルであるため、短期的かつ一時的なものということができます。つまり、必ずしも継続的な関係性が必須というわけではなく、ある意味セックスに飽きてしまったらそれでさようならということになるでしょう。
一方で、彼氏との関係は安定感があり、お互いに将来のビジョンを共有することが期待され、将来に向けた安定的なパートナーシップを築くことが主な目標とされます。
ですからいかに関係性を長く続けられるようにするかに対して、お互いが努力するというのが、彼氏彼女の関係の中で重要なこととなります。
セックスに関しては、当然ながらセフレはそれが中心になり、それゆえに彼氏とはできないような過激なプレイが楽しめるかも知れません。
彼氏の場合、セックスは必ずしも必須項目とはなりません。
ですからセックスに対してあまり積極的でない女性でも彼氏としての存在ならセックスが中心とはならないことが基本となり、極論すればお互いの同意があればセックスレスでもオッケーということになります。
彼氏との関係においてのセックスは快楽を楽しむという要素と同じくらい、愛情表現のためのコミュニケーション的な意味も含まれています。

セフレと彼氏のメリットデメリット


さて、このように彼氏とセフレの違いというのは、セックスの価値やコミュニケーション、そして将来のビジョンといった要素によって切り分けることができます。
シンプルに言えば感情的に相手のことを必要とするなら彼氏ですし、単に体の欲望を果たしたいと感じているのならセフレということができるはずです。
それぞれの関係性においていていろいろな要素があるわけですが、ではそれぞれのメリットデメリットはどうなるのでしょうか。

セフレのメリットとデメリット

まずはセフレから見ていきましょう。
セフレというのは体の関係だけに割り切ったものですから、もしあなたが人間関係をめんどくさいと感じているタイプで、なおかつ定期的に性的な欲求を満たしたいというのであれば、セフレは大きなメリットがあるはずです。
あるいは彼氏はいないけれど、心の隙間を埋めたいと感じているのなら、セフレがいればその隙間のいくらかを埋めることができるはずです。
何より女性にとって、セックスのことばかり考えている男性とセフレの関係になることは、ある意味簡単というメリットもあります。
ただしセフレには、自己肯定感を落としてしまうリスクがあります。
世間一般的にはセフレという存在はネガティブなものとしてみられているはずです。
ですから仮に頭で割り切っていたとしてもつい無意識的にセフレがいる自分というものを、否定してしまうかも知れません。
そうなると、自己肯定感が落ちてしまいますよね。
メンタル的にセフレからは大切にされにくいという問題もあります。
大切にされているという感覚は女性にとって大切なものですが、セフレとの関係においてはそのような精神的なケアはあまり期待できません。
ちなみに彼氏がいるのにセフレもいるという状況だとしたら、当然ながらそれがバレると彼氏との関係が崩れてしまうかも知れません。

彼氏のメリットとデメリット

一般的には異性のパートナーと言えばやはり、彼氏が基本となります。
ですから彼氏がいるというメリットはたくさんあるはずです。
その中でもセフレにはない彼氏ならではのメリットと言えば、先ほど説明したセフレのデメリットの裏返しとなるはずです。
大切にされているという感覚があれば、充実したメンタルをキープできます。
社会的にセフレがいるということで否定的に見られることもなく、彼氏がいればリア充と自他共に認めるはずですから、自己肯定感も高まります。
その反面、精神的なつながりが必要となると、その関係性を続けるためにそれなりの気配りや努力も必要でしょう。
あるいは将来的なビジョンをたどるためにガマンしなければならないこともあるはずです。
もっと言えば、そこまで未来を束縛されたくないのに、相手が勝手に暴走してしまったりというリスクもあります。
あるいは彼氏はあなたが浮気しないように束縛することも多く、それがマイナスと感じることもあるでしょう。
セフレだけとの関係であれば、そこまで気を遣ったり束縛されたり、未来のことを考えたりする必要はなく気楽なものですが、彼氏との関係ではそれなりの責任と努力が必要となるのです。

セフレが彼氏になることはありかなしか?


ではもし今セフレの関係であったとして、それが将来的に彼氏へと変わることはあるのでしょうか?

セフレが彼氏になる可能性もゼロではない

結論から言えばそれは全くないというわけではありません。
基本的にセフレははじめから割り切った関係なので、そこまで濃厚になるワケではないのですが、状況によって関係が深まっていく可能性もあるはずです。
はじめはセックスのための関係性でも、セックスというコミュニケーションを続けていくうちに、相手の人間性に触れるようになり、そこに魅力を感じ始めることもあるかと思います。
ただしそのようなパターンはどちらかというとレアで、セフレから彼氏に「成り上がる」ケースは極めて珍しいというのが一般的な常識と言えます。

セフレが彼氏になるメリットとデメリットとは?

セフレが彼氏になるメリットとしては、はじめからセックス目的で作り上げた関係ですから、ある意味隠し立てせずにオープンな関係が作れるということにあるでしょう。
もちろんセックスに関しても相性が良いはずですから、彼氏になってもその良い相性を保てれば良い彼氏になるはずです。
デメリットとしては逆にセックスになれすぎて、彼氏になった頃には飽きてしまっているという可能性もあります。
あるいはオープンに付き合いすぎて、相手のあらが見えやすくなっているので、なにかとネガティブな点がお互いに見えてしまうかも知れません。
新鮮さがない、というのもセフレを彼氏にするデメリットの1つとなります。

まとめ

セフレと彼氏というのは精神性を重視するかどうか、セックス以外に相手を思いやれるかどうかというポイントで分けることができます。
あるいは自分は彼氏と思っていても、もし相手から思いやりやコミュニケーション、そして将来を感じることができないのなら、あいてはあなたをセフレ扱いしているかも知れませんから要注意です。
彼氏もセフレもそれぞれメリットデメリットがありますから、その内容をチェックして自分にとって良い相手と慣れるように努力することも大切ですよね。