キーワードで探す
高校3年間を捧げた大好きな先輩
おきくちゃん
公開日|2022.11.14
更新日|2022.11.14
私は高校生の時、同じ部活の一つ上の先輩に恋をしていました。
部活は同じでも種目が異なっていたのであまり関わりがありませんでしたが、ふと見た先輩の笑顔が素敵すぎて少しずつ先輩を目で追うことが増えていきました。
恋愛にあまり積極的になれない私は、1年程片思いをし続けていましたが、特に何も進展はありませんでした。
しかしある時、友人の計らいで先輩とメールすることになったのです。
お互いあまり話したことがなかったので、メールは当たり障りのない内容で、頻繁にメールすることはありませんでした。
このままではダメだと思い、とうとう私は告白を決意しました。
あれは忘れもしないクリスマスの日。
先輩をメールで呼び出し、勇気を振り絞って「好きです!」と伝えました。
先輩は「ごめん。好きな人がいるんだ。」と私に言いました。
付き合える可能性は低いとは思っていたものの、悲しみは大きかったです。
「フラれたんだからこれでスッパリ諦めよう!」と思っていた矢先、先輩から「年賀状を送りたいから住所教えて。」とメールが来ました。
私は大興奮。お互いに年賀状を送り合うことができたのです。
諦めがつくはずがなく、その年のバレンタインにはチョコを渡したり、卒業式でツーショットを撮ってもらったりしました。
先輩は地元の大学に進学し、たまにメールのやりとりをしていました。
ダンスサークルに所属した先輩は、「オープンキャンパスで踊るから見に来てよ!」と誘ってくれることもありました。
メールはするものの会うことはほぼなく時が過ぎ、私は大学受験のことで頭がいっぱいで先輩と付き合いたいとまでは思っていませんでした。
ある日先輩から「会ってほしい」との連絡があり、先輩が高校まで来てくれて一緒に帰ることになりました。
その日はクリスマス。
駅前のイルミネーションの前で先輩は「好きだ。付き合ってほしい。」と私に言いました。
突然の告白に私は驚きを隠せませんでした。
もちろん返事は「はい」。晴れて付き合うことになりました。
後から先輩に聞いた話では、私が告白した前日に、実は先輩も好きな人に告白してフラれていたそうです。
さすがにフラれた翌日に違う女の子と付き合うなんてないですよね。
私のタイミングの悪さを呪いましたが、結果付き合うことになれたので終わり良ければそれで良しということにしておきましょう(笑)
高校3年間を捧げた私の大恋愛は以上です。
残念なことに、私は県外の大学へ進学したので遠距離になってしまい、付き合って8ヶ月程で別れてしまいました。
今でもふと「先輩元気にしてるかな」なんて思い出すことがあります。
先輩との大切な思い出はきっと一生忘れることはないでしょう。
もっと読みたい!あなたにおすすめの記事はこちら
ログインをすると利用出来ます
コメントを書く