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最初で最後の恋愛。ホストと私。
チュチュ子 女性
公開日|2023.03.24
更新日|2023.03.24
とあるホストに恋をしてしまいました。
店に行く前から店のホームページを見て、カッコいいと思っていた人でした。
店に行ったら、顔だけでなく、雰囲気、しぐさ、声、笑い方、香りまで、全てがステキでときめいて。
初回で店に行き、ちょっと隣に座ってもらっただけで、やはりあっという間に恋に落ちました。
とはいえ、ホストなので、お客として遊ばなくてはならない。
本気になってしまったら、きっと自分が辛い思いをするのは、分かりきっていました。
自分に言い聞かせましたが、でも、やはりもう一度会いたくて、店に通い、三回目の来店で結局、告白してしまいました。
当時私は普通のOLで、お店に通い続けるのも、貢ぐのも難しいとは伝えてありました。
彼にちょっと考えるから待って欲しいと言われました。
ある日、彼の出勤前に呼び出され…もちろん真夜中。
車で迎えに来てくれて、しばらくドライブ。
彼からは「付き合おう。でも、なんで会えないの?連絡してよ!とか後で爆発されるのが一番イヤだから、ちゃんと言ってね。」と言われました。
私は本当に嬉しくて心のドキドキが止まらない事なんて始めてでした。
でも、やはり結局は昼職と夜職。
生活リズムが違うのも分かっていたし、会いたいし話したいけど、ワガママを言うと嫌われてしまうかも。
重い女になってしまうかもと言いたい事も言えない日々。
スキーに言って来ると言われたら、誰か女の人と行くんじゃないかと不安になっても、そんな事も聞けませんでした。
勇気を振り絞って会いたいと伝えて、やはり彼の出勤前に待ち合わせ。
夜の繁華街で1人彼が来るのを待ち続けるようなデートでした。
そして、彼の出勤でさよなら。
お客さんであった時よりも何も望みも言えず、嫌な妄想と不安だけで日々、情緒不安定になっていました。
結局、私自身は好きで好きでたまりませんでしたが、自然消滅しました。
私が連絡を途絶えたら、彼から連絡が来ることはなかったのです。
彼にとってそんな物だったのだと思いますが、それでも自分にとっては人生の中であんなにも胸が締め付けられるような、好きな人を想って涙が出るような恋愛は最初で最後でした。
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