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受験、恋愛生活は彼女の専属講師として
とてと 男性
公開日|2023.04.27
更新日|2023.04.27
私が高校2年生の夏頃の話です。
私の通っていたクラスはいわゆる進学コースで、特に数学については成績上位者のみ数学Ⅲを選択することができるシステムです。
私が恋をしたクラスメートの女の子は数学Ⅲを必要とする大学への進学を目指していました。
しかし成績が足りず、塾で勉強していました。
彼女は進路相談の度に進路を考え直すよう言われて葛藤している時期でした。
私の提案で数学Ⅲを教えることになり、自宅に招きました。
家には他に誰もおらず、彼女と二人きりでした。
進路のことも絡んでいるので、私は彼女と二人きりの状況を強く意識していませんでした。
今思えば彼女はどこかそわそわしていた気がします。
私は彼女が数学が苦手で、数学Ⅲの基礎から教えなければいけないと考え、必死でした。
机に向かう彼女の隣で長時間一緒に問題を解いていました。
さすがに長時間隣にいるのが気まずくなり、休憩をとりました。
私は勉強机から離れて部屋のベットに横たわっていました。
彼女は私の隣に同じように横になり、私の方を向いていました。
気まずさをごまかすつもりで「疲れてない?」と聞きました。
彼女は「◯◯くんの隣は疲れないし、居心地いい」と答えました。
私は冗談半分で「俺のこと好きってこと?笑」と聞くと、彼女は「そうだよ」といいました。
突然のことに驚いて彼女の方を見ましたが、真剣な面持ちでした。
私は彼女の勉強と私に向けられた思いを受け止めたいと思い、「卒業まで勉強にも恋愛にも付き合わさせてください」といい、交際が始まりました。
その場の雰囲気に流されたからなのか、不思議な気持ちになったことを今でも覚えています。
これをきっかけに私は卒業まで彼女と受験、恋愛について一緒に学んでいくことになりました。
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