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婚活サイトでまさかの熟年結婚、苦労の連続
希帆
公開日|2022.07.15
更新日|2022.07.15
私が、結婚を意識したのは未婚の母で息子を産んでからです。
妊娠しているときは、自分一人でこの子を育てる!と強く思いました。
また、私にはそれは絶対にできると信じていました。
しかし、高齢出産であった私は、子どもが大きくなるにつれて男の子にはお父さんが必要だと感じるようになってきました。
それと、息子からの言葉でした。「お母さん、お父さん買ってきて」と言われたことが、熟年結婚を成功させようと思ったわけです。
39歳で出産した私はすでに、40代後半になっていました。
出会いと言ってもこれといって恋愛に発展する要素のある人もいなかったので、友人にも黙ってこっそりと婚活アプリを使って結婚相手を探すことになったんです。
海外生活を経験していた私は、性格的にも日本人は合わないだろうと外国人との交際を希望していました。
しかし、実際、検索をしてみると自分に見合うような年齢の人は居ませんでした。
諦めかけて、検索を続けるとアメリカ在住の日本人の男性に目が留まりました。
これが、私の恋愛の出発になるわけです。
私からメッセージで「テキサスブルースやん」とだけメッセージをして彼との毎日のやりとりが始まりました。
私は、軽い気持ちでしたので、遠くの日本人の友達という感じでした。
しかし、彼は豆で毎日のようにメッセージのやり取りをして、いつしかラインの交換もしたので、毎日ビデオチャットで話をすることになっていました。
私は、彼に憧れを持っていました。
私には生きているうちにやりたいこと、人生の最大なミッションが2つあることでした。
それは、結婚をすること、もうひとつは、海外で暮らすことでした。
未婚の母ではありましたが、ごくまれに、息子の父親から連絡があり養育費を貰う事がありました。
なんか、二股をかけているような気分でした。
大人になると、若いときのように「付き合って」とか「別れよう」とか意外と口にしません。」私たちも同じような感じだったので、もし、相手は分かれているつもりはないと言われても困るのではっきりさせようと決意したのです。
もちろん、息子の父親とあっていることはテキサスブルースにも話していました。
ある日、養育費を貰いに行くときに息子の父親に聞きました。「あのさ、ちょっと聞いておきたいんだけど、私たちって別れているよね」すると、「当然やろ」と返答が来た。
私は、安心できました。
すでに私が好きになってしまっていると気が付いたんです。
でも日本とアメリカの遠距離でしかもまだ会ったこともないんです。
自分がのぼせ合っていることに気が付いたので、少しクールダウンさせようと思いました。
そして、彼に「少し私がのぼせていると思うの、だから冷却期間をください。つまり、好きなんですよ」とメッセージしました。
時差があるので日本が朝の時はアメリカは夜でした。
彼の回答は、すぐに帰ってきました。
なぜだか私は気持ちが落ち込んでいたので、泣いていました。
すると、彼からのビデオチャットのコールがなりました。
出ようかどうか悩みましたが、素直に出ました。
彼は落ち込んでいる私の様子を見て、「マジックしようか」と何も聞かずにビデオチャット越しでトランプでマジックを始めました。
私は、大爆笑しました。
そして、この人だったら、騙されても後悔しないと強く思いました。
その後、彼からビデオチャット越しで正式に付き合おうということになり、お互い良い歳になったので、楽しい家庭を作っていこうと結婚を意識しながらの交際が続きました。
1年以上、ビデオチャットで毎日連絡を取り合いました。
彼は離婚していたので、前妻との間には2人の娘が居ました。
私は息子が一人います。彼は私の息子を養子として迎えることも了解してくれました。
そしていま、昨年6月に入籍をし、9月に日本で結婚式を行い、10月の末にアメリカに息子と私が向かいました。
今は、3人で協力し合いながらペンシルバニア州の小さな町に住んでいます。
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