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人の話を聞きたくない人たち
猫になりたい人間
公開日|2023.08.19
更新日|2023.08.19
私の義母はつい先日遠方のサ高住というサービス付き高齢者向け住宅に引っ越しました。
義弟夫婦から追い出される形での引っ越しでした。
元々は家から車で一時間弱の近くも遠くもない場所に住んでいましたが、義父が亡くなって落ち込んでいる義母を心配した弟夫婦が同居を持ちかけ、昨年の4月弟夫婦の住む土地へ引っ越したばかりでした。
主人は長男ですから一般的な家庭の考え方でしたら、私達が同居を選ぶところですが、義母の自己中心的な性格と言動、特に義父や義祖母の療養や介護放棄宣言に嫌気がさし、私達からは同居の話を一切せず静観してきた結果の引っ越しでした。
弟夫婦と同居しますから~という話もLINEの短文で唐突に報告され、当時毎月顔を見せに行っていた息子の名前は覚えて貰えず、弟夫婦の子供の名で呼ばれていました。
同居が決まったと聞いた時は義理の弟嫁さんは(精神的に強くて)凄いな、余程人あしらいが上手いのだろうなと感心し通しで、主人も同居するなんて信じられないと驚いていました。
何しろ主人は幼い頃から思春期まで母親からの過干渉を受けて育った人で、物心付く前から習い事づけにされ、自分の言う事を聞かないとヒステリックに怒鳴りつけられ、もっと良い学校をと要求されるうちに不登校になり、鬱になった人なので、嫁姑問題関係なく自分の母親の事を元から好いてはいないのです。
一方の弟はというと中学生になったと同時に主人に手がかかるからと全寮制の学校に入れられ、大学も地方で寮生活や下宿生活をし、親との接点をあまり持たないまま大人になった人です。
彼は母親の人となりや家族にどんな態度を取ってきたのかよく知らないので、母親の話を純粋に受け止め、信じ同居を決めたようでした。
引っ越し前に弟夫婦が来るというので挨拶がてらお嫁さんの意思の確認がしたかったのですが、義母の愚痴を信じ込んでいた弟夫婦から私達は嫌われ、避けられてしまい話が一切出来ないまま、義母は引っ越して行きました。
挨拶出来なかったので手土産を持たせたのですがそのお礼もなく、モヤモヤしたまま時は過ぎ、しばらく経ってから自分の母親はこの世から居なくなったと主人が自嘲気味に笑い日常に戻りました。
まさかそのたった一ヶ月後に義弟のお嫁さんから主人を呼ぶようにと要求されるとは思いもよりませんでしたが。
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