嫁姑問題は、結婚生活を語る上で重要なポイントとなります。
基本はお互いに尊重し合い、気配りを持ったコミュニケーションとなりますが、トラブルの発端となってしまうちょっとしたひと言というものがあるのも確かです。
今回はそんな、姑が決して言ってはいけない、嫁へのNGワードを紹介していきます。
つい無意識でぽんと口にしたひと言が、その後長きにわたり禍根を残すこともありますので、是非参考にしてみてください。

目次

NGワードワースト10


では姑が嫁に絶対に行ってはいけないNGワードの、ワースト10をご紹介していきましょう。

息子や孫の世話をちゃんとしてね

孫や息子のことを大事に思うことは別に問題はありませんが、それを嫁に「命令」するようなひと言はNGです。
もちろん命令しているわけではないのですが、嫁からしてみれば当然していると思っていることを改めて言葉で確認されれば、ついイラッとしてしまうものです。
何気ない会話の一部としてつい言ってしまいがちなそんなひと言こそ、言わないように努力が必要だったりします。

早く孫の顔が見たいわ

子供ができるできないというのは、本人たちの意思だけで決まることではありません。
仮に子供を作らないと夫婦間で決めていたとしても、それに対して本来は親として干渉するべきではないというのが、今の時代の当たり前の価値観です。
姑世代では子供は作って当然という価値観だったかも知れませんが、時代が変われば価値観も変わります。
ましてや作りたくてもできない場合、孫の顔が見たいわと言うひと言は、悪魔の言葉と言っても過言ではありません。

どんな育てられ方をしたんだろうねえ

つまりこれは嫁の実家の育て方を否定しているようなひと言ですよね。
嫁としてみれば百歩譲って自分のことを悪く言われるのは仕方ないにしても、実家のことまで悪く言われるのは許さないと考えるものです。
逆にもし嫁の親が自分のことをそのように言っていたら、どんな気分になるでしょう。
そこまで想像して、自分の言動に注意するべきでしょう。
このほかに
そんなこともお母さんから教えてもらってないの?」
というのも、同じ意味でNGワードです。
相手に対しての敬意を持たず、小馬鹿にするような言い方をされれば反発したくなるのも当然ですよね。

将来の面倒は見てね

これも姑世代の話であれば、親の面倒を見るのは子供の義務と思っているかも知れませんが、今の時代それはもう通用しません。
もちろんある程度世話をするかどうかについては、家族全員でどこかのタイミングで話し合うべきことですが、そんな話し合いを持つ前に当然面倒を見なさいよと言われてしまうと、嫁としては反発したくなってしまうものです。
仮にもし、本当に面倒を見て欲しいのなら、まずそんな反発を招くような言動を慎むべきでしょう。

孫の悪いところはあなた似ね

孫が何か悪さをしたり、反抗したり、いうことを聞かなかったりした場合、ついこんな言葉を口にしてしまうことがあるかも知れません。
自分としてはそんな「悪い孫」になってしまった原因を直視したくないから、「嫁に似た」ということを主張したいのでしょうが、果たして本当にそうでしょうか。
たいていの場合孫のいいところは自分の家系に似て、悪いところは嫁の家系に似ていると解釈してしまいたいものですが、それはあくまで個人の感想ですよね。
ましてやそんなことを口にしてしまうということは、少なくとも良い関係を作ることから遠ざかってしまうということに気がつくべきです。

長男の嫁だからしっかりしなさい

長男の嫁、というのも危険なワードです。
いまだに一部の地域や世代の中で「長男」というのが重要な意味を持っていることもありますが、世間一般から見れば「長男だから何なの?」と考えるのが普通です。
長男だから云々というのは、いわゆる一族を継ぐのが長男だからという意味で口にするのでしょうが、今どきの時代、一族がどうのこうのという話自体がナンセンスで、嫁としてはそんな時代遅れの価値観で文句をいられるのはかなわないと考えるものです。

母乳で育てなさい

「母乳神話」に関しても、これはもう過去の価値観です。
現在では仮に母乳が出たとしても、母乳は使わずに育てるという考え方も珍しくありません。
母乳を飲ませないから成長しない、母乳を飲ませないから夜泣きする、というのは単に自分の経験や古い考え方を押しつけているだけで、科学的な根拠はありませんし、それは母乳で育児した女性の自慢話に過ぎないということもできます。
もちろん母乳に限らず、そんな古くからの習慣を嫁に押しつけるようなひと言はNGです。
自分でそんな傾向を感じるのであれば、少なくとも子育てに対して求められないアドバイスをすることを避けた方がよりよい関係作りに役立つはずです。

あなたのことは本当の娘だと思ってるわ

姑から嫁によくこのひと言をかけていることもあるようですが、嫁としてはそんなことを言われたところで、何もメリットはありません。
もちろん本当に嫁姑が良い関係性を保っていて、嫁の方が姑に感謝しているのであれば良いのですが、そうではなく、どちらかといえば避けていたいような状況の中で、あなたは本当の娘だと思っている、なんて言われてもまったく説得力がありません。
正直に言えばこのセリフを口にする姑というのは、ただ自分勝手を許して欲しいからいっているだけというように捉えられてしまいます。
本気で娘だと思って接しているのなら、そもそもそんなこという必要もないはずです。

息子がかわいそう

息子に何かがあった際に「息子がかわいそう」とつい口にしてしまう姑もいますが、これも絶対NGワードです。
特に嫁が原因で息子が何か問題を抱えた場合などに、かわいそうと嫁に対して言ってしまうのはどう考えてもアウトです。
仮にそれが、正しかったとしてもです。
あとは例えば食事の内容などをチェックして、こんなもの食べさせられて息子がかわいそうなどといってしまえば、それは明らかにけんかを売っているのと同じ意味と言えるでしょう。

こんなことも知らないの?
嫁は当然ですが姑よりも若く、世代も違います。
ですからいろいろな経験は姑の方がたくさんしていますし、生活に関する知識も豊富なのも当たり前です。
そんな経験や知識は息子夫婦のよりよい暮らしに活かすために使うべきで、嫁に対してひけらかすのが目的ではありません。
ついどうしても「そんなことも知らないの?」など、自分の知識や経験から嫁を下に見てしまいがちですが、嫁との良い関係作りを望むのなら、そんな態度や言葉を使わないよう意識するべきと言えるでしょう。

まとめ

今回は姑が決して言ってはならない嫁へのNGワードを紹介してきました。
嫁姑問題の発端ともなりかねないひと言を避けることで、よりよい関係につながるのなら常日頃から意識して要らないことをいわないよう気をつけておくべきです。
なにより嫁からしてみれば、姑から一番して欲しくないのがこの嫌みや皮肉、愚痴を言われることなのです。
特に普段からつい不要なひと言を知ってしまいがちな傾向にある方は、しっかり口を塞ぎ、否定的な部分から目を避けて、嫁に対するネガティブな言動を慎んでください。
関係性をよりよいものにするためには、相手に何かを強制するのではなく、自分ができることを1つずつコツコツ積み重ねていくことが大切です。
嫁に対するNGワードを自ら封印し、よりよい嫁姑関係が作れるように頑張ってみてくださいね。