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お客さんだったのに・・・
ちょりっぴ
公開日|2022.03.15
更新日|2022.03.15
高校時代、コンビニアルバイトをしていました。
常連さんの中に“その彼”はいました。
毎日タバコを買っていくだけの方です。
そんな彼がタバコを買って、レシートを受け取ったときに「ちょっとペンを貸して」と私に言ってきました。
いつも無口な方だったので少し驚きつつもペンを貸すと、レシートの裏に電話番号を書いて私に差し出しそそくさと出ていきました。
しかし、店員とお客さんという立場は私の中では変わらず、連絡はしませんでした。
数日後に、また彼が来て「連絡は?」と聞かれました。
「彼氏いるし、できないです」と勇気を出して断ると、そのままお店を出ました。
きっともう来ないだろうなと思ったら数時間後に手紙を渡してきて出ていきました。
そこには、名前と電話番号、付き合おうと書いてありました。
その日はオーナーが外出中だったため相談はできず、後日相談しようと思い仕事を上がりました。
店内で買い物をして帰ろうとしたとき、彼と店の前で会ってしまい、しつこく連絡先を聞かれました。
さすがに高校生の私には恐怖で固まっていると、その様子を見た同じ職場の方が事務所に私のことを呼んでくれて逃げました。
それから彼が帰るまで事務所は出ないようにしていたのですが、一時間たっても外でずっと待っていました。
親は仕事で呼べなかったので、状況を説明してその時にお付き合いしてる彼に迎えに来てもらいました。
後日、オーナーにお話ししその彼を出禁にしてもらいました。
それからは会っていませんが、数か月はどこかにいるかもしれないと恐怖でいっぱいでした。
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