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高校生の時に好きだった後輩君
yuka..
公開日|2022.04.04
更新日|2022.04.04
彼は部活の1コ下の後輩で、知ったのは高校で出会ってからだったものの同じ中学校の出身だったということで
何かと私に頼ってきたり一緒に帰ることが多くありました。
すごく素直で優しい子だったのですが、その分あまり女の子と遊ぶようなタイプではなく彼女どころか女友達もいないとよく私にこぼしていました。
私も男は少し苦手にしていたのですがそういう彼だからこそ気負わずに接することができて話しているのが楽しく、
いつの間にか好きになってしまっていました。
そして私が高2のバレンタインにチョコを渡して告白したところ、あっちも私のことを好きでいてくれて付き合えることになりました。
ですが付き合い始めたは良いものの、私はすぐに受験勉強が始まってなかなか思うように遊ぶこともできず、
少し彼との距離ができてしまうようになりました。
彼は「会えなくても待っている」と言ってくれていて私もそれを嬉しく思っていたのですが
私が未熟だったために酷い態度ばかりとっていました。
そうしているうちに、彼も私という彼女ができたお陰で女の子に免疫がついたようで同級生とも仲良くできるようになっていました。
私はそれにも腹を立てて何度も怒りましたが、「彼はそんなことない、でも不安にさせてごめん」と謝り続けます。
こんなに私のことを理解してくれた人なのにそれでもワガママだらけの私に、彼はついに愛想を尽かせる日が来ました。
彼から別れを告げられた時に、彼の悲しい目を見て後悔が押し寄せましたがもう間に合いませんでした。
今では教訓と共に思い出になっていますが、あんなに私のことを大切にしてくれた人はその後も出会わなかったなと思うと切なくもなってきます。
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