キーワードで探す
とても後悔している恋愛があります。
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
とても後悔している恋愛があります。
もうずいぶん前で20年以上も前の話ですが、今でもときどき夢で見るほど、あのときの自分の行動や言動を後悔しています。
彼は硬派で有名な、昔でいうところのヤンキーくんでした。
ヤンキーくんと知り合ったのは、共通の友達がいたからなのですが、ヤンキーくんはみんなで集まっていても、あまりチャラチャラとした感じではなく、ほんとに硬派という印象でした。
みんなもヤンキーくんには一目置いているようで、彼の周りだけ特別な時間と空気が流れているような不思議な雰囲気の持ち主でした。そんなヤンキーくんが気になって仕方なかった私は、常にちょっかいをかけ、とにかく話しかけまくりました。それでもヤンキーくんはなかなか相手をしてはくれませんでした。
「男子とは普通にしゃべるのに、どうして相手してくれんの?」
私がしつこく聞くと、
「女、苦手やし」
と、意外な答えが返ってきて驚きました。
そんなやり取りがあってから、ヤンキーくんとよく話すようになりました。入学したばっかりなのに高校を辞めたいとか、クラスに面白い子がいるとか、そんな、周りの人からしたらどうでもいい会話。
ヤンキーくんが冗談でジロって睨むと、私もジロって睨んで笑ったり、ヤンキーくんが笑うと胸がキュンってなって毒づいてみたり…。遊んでいて雨が降ってきたときには、近くのお店の軒下に引っ張って連れて行ってくれた。「着とけ」って、自分の着てたジャンバーを頭から掛けてくれるような人でした。
楽しくて会いたくて、毎日一緒にいたかった。
それなのに、「付き合ってみよか?」って照れくさそうに言われたとき、「ごめん、無理!友達、友達じゃん!」って、心臓が爆発しそうになりながら答えていました。
大好きだったのに、付き合いたかったのに、怖かったのです。
相手の気持ちに応えられるのか、ずっと好きでいてくれるのか、自身がなかったのです。
大人になってあとで知ったのですが、親が虐待気味だったり、ヒステリー気味やネグレスト気味で親からの愛情が不足気味だと、昔の私のような心情に陥ることも多いようです。
でも、大人になった今だから言えます。
大好きだったら、自分のその「大好き」という気持ちに正直に行動してください。自分の気持ちに反発しても、その先には後悔しかありません。相手の気持ちに応えられるか、ずっと好きでいてくれるかは、自分の努力と相手の気持ち次第、結局のところはじめてみないと何も分からないのです。
引用元:恋よ恋
もっと読みたい!あなたにおすすめの記事はこちら
ログインをすると利用出来ます
コメントを書く