姉の恋人である家庭教師の彼に苦しい片想いをしていました

カトサナ⭐︎

公開日｜2022.11.23

更新日｜2022.11.23

高校3年生の時、家庭教師の先生に片想いをしていました。

その先生は、大学2年生で姉の恋人です。

姉が高校の時から付き合っているすごく仲良しの彼氏で、私の恋が報われることは絶対にないとわかっていたのですが、恋心を抑えることができませんでした。

母から「お姉ちゃんの彼氏が家庭教師をやっているみたいだけど、教えてもらう？」と言われた時は、本当に嬉しかったです。

姉の部屋に遊びに来た彼に時々挨拶をする程度の関係だったので、家庭教師になってくれたらたくさんお話できると最初は単純に喜びました。

でも彼が私の家庭教師になり、過ごす時間が増えていくと、好きという気持ちがどんどん大きくなってきて彼との時間が苦痛になってきたんです。

姉の彼氏なので告白することはできない、触ることもできない、そんな毎日が辛くて苦しくて勉強に集中することができなくなっていきました。

成績が落ちてしまったことで、彼が「俺の教え方が悪いせいだね、ごめん」と謝ってきました。

その時、彼のせいではないので苦しくなり、衝動的に「好きです」と告白してしまったんです。

彼はなんとなく私の気持ちに気づいていたようで、姉が大切だから私の気持ちには答えられないこと、私の為に家庭教師をやめるときっぱりと言いました。

どうして告白してしまったのかとすごく自分を責めて、その夜は泣きっぱなしで全然眠れませんでした。

でも今思えば、あの時告白してフラれて良かったんだと思っています。

もしあのまま告白しなければ、先のない恋にずっと苦しめられていたと思うんです。

彼は姉が好きだと言い、きっぱりと私をフッてくれて家庭教師をやめました。

とても辛い恋でしたが、すごく誠実な対応をしてくれたことを今では感謝しています。