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友達としての相性と恋人としての相性
こっちゃん🐻 女性
公開日|2024.03.12
更新日|2024.03.12
彼と出会ったのは21歳の時でした。友達が設定した飲み会に現われた彼は、いわゆるイケメンではないものの、地元が同じで言葉に馴染みがあったことと、高身長なのに声が高いというギャップからいじり倒し、すぐに連絡先を交換する仲に。
出会いの場にも関わらず、女子に一切興味を示さないと思ったら、長く付き合った彼女に振られ、傷心旅行に行こうと考えるほど落ち込んでいるとのことでした。その日から、毎晩元カノへの未練を聞かされ、こんなネガティブな彼氏なら彼女が離れていくのも当然…と思っていたのですが。さすがに毎日やりとりをしていると、出会った時には見えなかった彼の優しさなどにも気がつくようになり、いつの間にか好きになっていました。
そして、好きを匂わせた結果、彼も私のことが気になってきたようで、彼から告白を受けて付き合うことに。友達関係が長く、頻繁に連絡も取り合っていたこともあり、話も合うし一緒にいて楽しい相手ではあったものの、いつまでも友達関係が抜けきれず、いい雰囲気になっても笑ってしまったり、上手く甘えたり頼ったりができず、次第に一緒にいることがストレスになるように。
彼は頼れる男として見てほしかったようですが、私は出会ったときの弱々しいイメージが抜けきらず、彼にとって私でポジティブで強い女だという印象があったようで、勇気を出して甘えてみても、笑ってスルーされるように。そうするうちに、デートの誘いを3回に1回は断ったり、返信をすぐにしなかったりと少しずつ距離を取るようになり、ある日彼から掛けられた言葉は、俺たち少し距離をおこうでした。
実質的な別れだという意味だと受け取り、しばらくはショックで涙が止まらない日々が続きましたが、会わなくなり連絡も取らなくなって3ヶ月ほどが経った日、彼から突然連絡が来ました。深夜で寝ていた私は、あれほど印象的だった彼の声に気づかず、他の男友達だと勘違いして話し続け、誰かわかってる?という言葉で彼に気づく始末。
そこからは、会わなかった間に起こった出来事などを延々と話し、気づいたら付き合う前の友達だった頃のような関係に。その時、初めて彼と別れて正解だったと思いました。どれだけ異性の友達としての相性がよくても、それが恋人関係となったときに上手くいくとは限らないのだと。そこからは、友達だった頃のように、2人で飲みに行くような関係に逆戻り。
2人にとっては黒歴史でもあるけれど、恋人としての期間があったからこそ、友達としての心地よい関係に戻れたのだと思います。
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