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やっぱり君しかいない
さこつ将軍 男性
公開日|2022.04.30
更新日|2022.04.30
会社の後輩として出会った彼女。
付き合い始めて数年経ったときに、長期で旅行に行こうという話になり、行きたい旅行先は意見一致でウユニ塩湖でした。
早速二人で南米に行くなら、ペルーのマチュピチュ遺跡?ウユニ塩湖ルートという話になり、チケットを手配して、成田から出発し、アメリカを経由してペルーへ行きました。
そこで、夜食に食べた屋台の店で食あたりを起こしてしまい、それが発端となり、これまでにない大喧嘩をしてしまいました。私は何度も和解を試みましたが、彼女は、私をおいて荷物をまとめて宿を立ち去りました。
そうなっては連絡の取りようもありません。私は途方に暮れてしまいました。私はプロポーズをしようと指輪まで用意してこの旅行に来ていたからです。
マチュピチュ村で2日ほどただただボーッと過ごした私は、何度も何度もここで旅を終えて帰国しようと考えました。
でも、せっかくここまで来たのだから当初の目的地であるウユニ塩湖まで行ってしまおうと決意しました。
ボリビアまでバスを乗り継いでラ・パスまで来ました。
ラ・パスのウユニ塩湖ツアーに申し込んで、これを見たら大人しく帰ろうと思いました。
ウユニ塩湖は雨季にも関わらず雲一つなく見事な夜空でした。
私は空をずっと見上げていました。すると違うツアー客があとから来て、後ろから聞き覚えのある声で「綺麗ですね?」と。
まさかと思い、振り向くと喧嘩別れした彼女でした。
私も彼女もビックリして固まってしまいましたが、可笑しくて笑い合いました。
私はすかさず指輪を差出し、「結婚してください」とプロポーズしました。
彼女はポロポロ泣きながら「はい、よろしくおねがいします」と返事をしてくれました。
今ではとっても良い思い出となっています。
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