「みんなは付き合ってどのくらいで結婚を考えてるのかな?」……そんな疑問をお持ちの方も多いはず。とくに未婚でお付き合いが好調な方は、これからのプロポーズや結婚準備のタイミングについて心配になるものです。

今回は、未婚の男女が結婚するまでに交際していた期間の平均や、結婚を決意したきっかけについて掘り下げてご紹介していきたいと思います。

目次

みんなは付き合ってどのくらいで結婚するの?


幼馴染と結婚したAさんは付き合って1年、Bさんは職場恋愛でじっくり5年のお付き合い、Cさんは趣味で知り合った人と3年お付き合い……などなど、そのカップルの背景によって結婚までの期間は違ってきます。

どんな経緯で付き合っているかによって変わるからこそ、一般的な感覚を掴みにくいんですよね。そんなとき、参考になるのが「出生動向基本調査」です。

夫婦の結婚過程についても深く調査しているので、 つきあってどのくらいで結婚に至っているか具体的な統計が載っているんですよ。これから結婚を考えたい方は参考になるはずです。


結婚までの平均交際期間について


「国立社会保障・人口問題研究所」が主体で5年ごとに行われている「出生動向基本調査」、直近では第16回が2021年(※)に、第15回が2015年に行われています。
(※本当は2020年の予定でしたが、新型コロナの影響で1年延期して実施されたそう。)

この社会調査のなかで、“調査時点から過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦”について、夫婦の出会い年齢・初婚年齢・交際期間のデータが算出されているんです。今回は「平均交際期間」を調べてみました!


第15回出生動向基本調査(2015年)から分かる「平均交際期間」

前々回、2015年に行われた第15回の調査では、出会ってから結婚するまでの平均交際期間は、全結婚総数で「4.3年」という結果が出ています。

このうち、恋愛結婚の方の平均交際期間は「4.59年」と、全体の平均よりも長いことが分かります。

平成初期、1992年の第10回の調査で全結婚総数における平均交際期間が「3.38年」だったことを考えると、現代に近づくにつれて平均の交際期間がどんどん長くなってきていることが分かります。



第16回出生動向基本調査(2021年)から分かる「平均交際期間」

直近の2021年の調査でも、平均交際期間は全結婚総数で「4.3年」でした。この年は、さらに項目ごとのデータも公開されているのですが、注目したいのが期間にばらつきがあることです。

<平均交際期間>
・恋愛結婚の場合:4.9年
・見合い結婚の場合:1.5年
・インターネット
(※):2.8 年
(※SNS やアプリ等、インターネットツールを活用して知り合った結婚。この年より新たに選択肢に追加)

これを見てみると、お見合いで結婚した方の場合は、お付き合いしてから1.5年で結婚に至っているのに対し、恋愛結婚の方は3倍以上の4.9年となっており、結婚までに時間をかけていることが分かります。



交際状況によって、どのぐらいで結婚を考えるかが変わってくる

恋愛結婚・見合い結婚・ネットツールを活用した結婚のそれぞれで、これだけ交際期間に開きがあるので、一律に「付き合って2年経ったら〜」のように考えるのは実態にそぐわないでしょう。

もしあなたが自然恋愛で結婚する場合、焦らず3〜4年かけてお付き合いをして、お互いへの理解を深め、将来のことをじっくり考えながら、結論を出すのも良いかもしれません。

一方、お見合いはすでに結婚する予定があることが前提になっての出会いですので、もっともスピーディー。お付き合いから結婚までの1〜2年は、お互いのことを知りつつ結婚の意思を確認するような期間となるでしょう。

ネットツールを活用した場合も、ある程度お互いが結婚相手を探しているということがオープンになった状態であれば、恋愛結婚よりも短く2〜3年くらいの交際期間でゴールインを目指しても良いかもしれないですね。

付き合ってどのくらいで結婚するか悩むとき、こういった数字を1つの目安として参考にしてみてはいかがでしょうか。


結婚を決意したきっかけは? 巷でよく聞く事例を紹介


前述のように、統計をもとに結婚までの期間を計画する方法もありますが「自分たちの気持ちを最優先する!」というのも、もちろんアリです。

既婚者の体験談からは「この人と結婚したいと感じるきっかけがあった」とよく語られています。巷でよく聞く事例は、次のとおり。

・料理をしている姿を見て、結婚生活をイメージした
・ペットや子供をかわいがっている姿を見て育児を想像した
・疲れて帰ってきても、この人と一緒なら頑張れると思った
・病気や怪我をして1人でいることに心細くなった
・悩んでいる相手を見て、守ってあげたいと思った
・日常生活のなかで、ふと、この先も一緒にいたいと感じた

たとえ平均的な交際期間に満たなくとも、2人のなかで「一緒にいたい」という気持ちが最も強い時期が今であれば、それは結婚を考えるサインだと思って良いでしょう。

体験談から読み解く「結婚を意識したきっかけ」


最後に、ヒトコイに寄せられた体験談のなかから、“結婚を考えたきっかけ”に触れられているものをピックアップしてご紹介しましょう。


【ヒトコイ体験談】遠距離恋愛が生んだプロポーズ

投稿主の男性は、関東に就職することになり、このまま彼女と別れることも視野に入っていた模様。

しかし、遠距離恋愛をする間に、彼女の居ない生活のつまらなさを痛感することに。そして、主さんは、ついに……!

“そこで、付き合って4年で1度も手紙等出したこともないのに新幹線のホームで見送りに来ていた彼女に対しプロポーズの言葉を認めた手紙を渡しました。

もちろん、同じような気持ちであった彼女からは新幹線の中に携帯電話から電話が入り、プロポーズを受けてくれると言う涙ながらの言葉。

ダラダラと遠距離恋愛を続けるのではなく節目で結婚を決めたのはお互いにとって本当に良かったと思います。”


それから20年以上経って、今でも後悔が無いという主さん。長い人生のなかで、先の分岐になる「ここぞ!」という場面があるものですが、そこでバッチリ決断して幸せを掴み取ったのですね。

【ヒトコイ体験談】七夕の日に承諾を得る

これまで女性経験の少なかった投稿主さんは、尊敬する先輩の紹介で、とある女性と出会います。一見おとなしそうなのに、話のツボが合うとよく話してくれる女性だったそう。

最初は、全く主さんに関心が無かった彼女も、手紙を毎日書き始めてから、だんだんと好意を持つようになったのだとか。

“何回かデートを重ねると、お互いの気持ちを日記にして交換しようということになりました。

その日記を交換しているうちに、相手の性格や心情をどんどん理解できるようになったのです。

3ヶ月もすると、二人とも常に会いたいという気持ちが強くなりました。


それで7月に入ったある日、僕は思い切ってプロポーズしました。”


主さんは、交換日記がきっかけで、より彼女のことを理解できるようになったそう。「2人とも常に会いたいと思うようになる」……これも結婚を考えるサインなのかもしれませんね。


まとめ


今回は「付き合ってどのくらいで結婚を考えるのか?」というテーマを掘り下げてきました。

具体的な交際期間としては、恋愛結婚の場合は4〜5年、見合い結婚の場合は、1〜2年、インターネットアプリ等の場合は2〜3年くらいが平均交際期間となっている模様。

こういった交際期間も結婚を考える1つの目安にはなりますが、「結婚を決意するようなきっかけ」があるかどうかも大切です。

運命・状況・相性も大切ですが、結婚にはタイミングも欠かせません。ぜひ、今回の記事を参考にしながら、ベストなタイミングを選んでみてくださいね。