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肺がんを乗り越えて
コンペートー 男性
公開日|2023.04.06
更新日|2023.04.06
私が家内と付き合い始めたときには、なんとなく、人生の伴侶としてこの人と添い遂げるんだろうなとピンとくるものがありました。
おそらく家内もそうだったと思います。
恋愛も順調で、お互い本当に健康な2人でしたから、健康について気にすることなど全くありませんでした。
ところが彼女が咳き込む日が続き、気になって病院にいかせたところ、なんとタバコも吸わないにもかかわらず、肺がんということがわかったのです。
それもステージ4でかなり厳しい状況だということ。
実は結婚することを決めたのはこの時だったのです。
2人で生きていこうと決め、希望があれば、彼女も長く生きることができるのではないか、これが1番の結婚を決めた理由です。
2人の強い思いを知り、不思議なほど周囲からは反対はありませんでした。
がんと戦うための薬を飲んでいる間は、子供を作ることもできないし、場合によっては事態が急変することもあります。
そんなリスクは全て承知の上で2人が一緒になったのです。
彼女はもちろん最初はいつこの世を先に去るかもわからない自分と結婚することをやめてほしいと私に懇願をしていました。
しかしながら、彼女が病気であろうとなかろうと、私が一緒を添い遂げると決めたのは彼女しかいないのです。
これは何度も彼女に説き伏せた結果、結婚することができました。
5年生存率がかなり低いとされている状況だったにもかかわらず、今結婚してから8年が経っています。
彼女が希望を持って結婚生活を送っている間は、私と一緒に歳をとっていくことができるのではないかと信じるだけです。
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