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我慢の限界で婚約破棄
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
私は、今年38歳になります。
数年前のお話です。
結婚したい――そう想いましたが、出逢いもなかったので、結婚相談所に登録し、彼と出逢いました。
「結婚後の彼親との同居はナシ」が条件
結婚相談所では、条件に合った方を紹介してもらえます。
私は、親との同居をしない結婚生活を望んでいました。
彼もその条件を持っているとのことで引き合わせていただき、交際に至りました。
私には、外見的に目立ってしまう持病があります。
それがコンプレックスで、これまで恋愛にも消極的でしたが、彼はそんな私の病気も受け入れてくれました。
結婚相談所で出逢った彼と2年に及んだ交際期間
結婚相談所での出逢いの多くは、目的が「結婚したい」というものであるため、交際期間が短くなるケースが多いと聞いていました。
ですが、私と彼の交際は2年ほど続きました。
彼からプロポーズを受けるまで、私の両親に彼を合わせることはありましたが、彼のお母さん(シングルマザーでした)に会う機会はありませんでした。
親の人生と自分の人生は切り離して考えている人なのかな、と考えていた私は、さほど気にしてはいませんでした。
ですが、ついに彼から結婚の申し込みを受け、彼のお母さんにも逢うことになりました。
彼のお母さんの口から飛び出した「49点」
私をひと目見たとき、彼のお母さんが顔をしかめたのを私は見てしまいました。
外見にコンプレックスのある私はショックでしたが、でも、それが普通の反応なのだと言い聞かせ、しっかりと挨拶を済ませました。
ところが、彼がお手洗いにたったとき、彼のお母さんは私を上から下までながめ、「49点ってところね」と値踏みしたのです。
「息子の嫁にはふさわしくないんじゃないかしら」とも。
そこまでいわれるとは想っておらず、言葉を失いました。
その後も続く彼ママからの“口撃”
彼のお母さんの言葉には傷つきました。
外見で私のすべてを判断されたような気持ちで、内面を見てもらえなかったことが悔しくもありました。
ですが、結婚するのは彼、彼のお母さんと結婚するわけじゃない、と自分に暗示をかけました。
彼は私を受け入れてくれたのですから、それで幸せだ、と。
ですが、結婚の準備を進めていく中、彼のお母さんは何かと口を出してきました。
そして、彼と新居探しに出かける日、とんでもないことが発覚したのです。
「いずれは同居を……」の言葉に、だまされた気持ちに
新居探しに出かける日、待ち合わせの場所には、彼と彼のお母さんがいました。
ビックリしていると、彼のお母さんは「結婚したら、いつ私はそっちに引っ越せばいいかしら?」と彼に聞いたのです。
私は、おもわず彼の顔を見ました。
彼はお母さんに直接返事はせず、私に対して「結婚して4、5年したら、同居してほしいんだ。母さん一人ってのも心配だし」といったのです。
結婚相談所でのあの条件は、どこに行ったのかと思いました。
「同居はしない約束だったでしょう!」と問い詰めたい気持ちになりましたが、彼のお母さんがいる前で言うわけにもいきません。
あいまいに返事をごまかし、その日は新居探しへ出かけました。
何でも母親を優先する彼に我慢の限界
入籍日が近づく中、彼と一緒に準備をすることも増えました。
その都度、彼のお母さんがくっついてきます。
私に対して「要領が悪い」など文句も言ってきました。
彼は、そんなお母さんの言いなりで、かばってもくれません。
私との予定をキャンセルし、お母さんと結婚式用の買い物へ出かけたこともありました。私との結婚なのに……。
嘘の条件だったことで不信感が膨らんでいましたし、彼のお母さんとうまくやっていく自信もなくなり、入籍日の三日前、私から婚約破棄を申し出ることに。
彼のお母さんは「あ~、よかった」と笑っていましたし、彼も「わかった」とすんなり受け入れました。
当時はショックでしたが、今となっては、我慢して結婚しても幸せにはなれなかったと想っています。
引用元:修羅場ライフ
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