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頼りになる義母を誤解していた、過去の私
kotomiiii 女性
公開日|2023.07.12
更新日|2023.07.13
私は正直、義母が苦手でした。
もともと私は自分の両親ともあまり関わりを持たずに生きてきたせいか、「親」というポジションの人間と関わったり、あれこれ言われたりするのに耐えられなかったのです。
ですが、私の夫(義母の息子)が一人息子ということと、歩いて10分程度の場所に住んでいるということもあり、「おかずをたくさん作ったからどうぞ」とか、頼んでもないことをされ、それが大きなストレスでした。
私が義実家と関わりたくないので、自然と夫にも実家との距離を置いてほしい、ということをそれとなく態度で示していました。
結婚して数年たち、私たちは引っ越しすることが決まりました。
ただ、引越作業の時に、私たち夫婦で全部進めたいと思っていたのに「人手は多い方がいいかと思って」と勝手に手伝いに来られたりしたときにはうんざりして、そのまま帰ってもらいました。
その後、私が体調を崩してしまい、夫も出張で不在、という何とも心細い状況になりました。
すると、夫から「嫁(私)の体調が悪い」と聞きつけた義母がやってきて、おかゆや、だし巻き卵、プリンなど、食べやすい食事を用意してくれました。
さらに、ずっとベッドから出られなかった私の代わりに、洗濯や後片付けはもちろん、復活したときのための作り置きのおかずまで用意してくれました。
さすがにそのときは「すみません」と謝りました。
すると「私も年を取ってるから、できることとできないことがあるけれど、できることはやるから、実のお母さんと思って、遠慮なく頼ってね」という言葉がさらっと返ってきました。
これまで何かとうっとうしく感じてきた義母の親切な言葉や、かいがいしく看病してくれる姿を見て、改めて反省しました。
今は義母と良好な関係を築けています。
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