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3度の遠距離恋愛を乗り越えた私達夫婦
onami 女性
公開日|2023.04.04
更新日|2023.04.04
私と主人の恋愛は、俗に言う「大恋愛」でした。
幾つもの危機を乗り越えて今があります。
私と主人は大学のサークルで知り合いました。
最初は友達として互いの恋愛を相談し合う仲でしたが、ある日突然の告白。
私は他に好きな人がおり、また3か月後から1年間の海外留学が決まっていたためとても迷いました。
好きではない人からの告白をなぜ迷ったかと言うと、不思議と「この人と付き合ったらずっと別れない気がする」と思ったからです。
なぜだか断ってはいけないような気がしていました。
結局私は他に好きな人がいることも留学してすぐに離れてしまうことも伝えました。
すると、「俺がそいつのことを忘れさせる。留学から帰ってくるまでずっと待ってる。そしたら一生一緒にいられるでしょ。」と真剣に話され、私は付き合うことに決めました。
その後は本当に大切にしてくれて日に日に私も主人を好きになっていきました。
留学中もマメに連絡を取り、1年後空港で再会した時にはあまりの嬉しさに言葉が出ず、お互い黙って抱き合いました。
1年間の遠距離恋愛を乗り越えた私達に次にやってきた試練はまたまた遠距離恋愛でした。
主人が地元に帰り就職することになったのです。
お互いに社会人となり休みが合わず会えない期間も長くありました。
それでも新幹線で2時間の距離を日帰りで会いに行くなど、何とか時間を作り互いを行き来しました。
付き合って6年目、主人からプロポーズされ私は婚約しました。
すぐに退職して主人の地元へ引っ越すつもりがここでまた私達に3回目の試練が襲いかかりました。
何と、私が退職の意向を伝える前に社内で私をある施設のチーフとして役職付きにすることが決まったのです。
しかもそこは引っ越しを伴う地方都市。
私は慌てて上司に婚約したため退職したいと伝えましたが、既に私をチーフと決めた社内では他に代わりがおらず、上司からは1年間だけ地方へ行ってチーフとして働いてほしい、その間に新しいチーフを探すからと懇願されました。
私はさんざん悩み主人とも話し合い何度も喧嘩しました。
けれども最終的には自分の気持ちを信じ、1年間だけチーフを務めることにしました。
これまで何度も遠距離恋愛を乗り越えて来た私達だからこそ、あと1年間くらい大丈夫だという自信がありました。
主人にもその気持ちを話し納得してもらいました。
こうして私は婚約中にも関わらず更に遠い場所へ引っ越して更に忙しい毎日を過ごすことになりました。
この時は飛行機でしか会えない距離だったので、3ヶ月に1度くらいしか会えませんでした。
連絡も毎日は取れなくなり、付き合ってきた中で一番互いの存在が遠くなった時期でした。
それでも私達は最後の遠距離恋愛を乗り越え、1年後やっと一緒に暮らすことができたのでした。
3回も遠距離恋愛を乗り越えた夫婦はあまり聞いた事がありません。
今は子供も生まれ、以前のようにラブラブとはいきません。
それでも心の奥底に、私達夫婦は何度も遠距離恋愛を乗り越えた絆があるという自信と、互いへの深い愛情があります。
あの時、「この人と付き合ったらずっと別れない」と思った直感を信じてよかったと思っています。
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