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愛し合った玲子が無理無理、堕胎したのを聞きました。
kento 男性
公開日|2022.10.03
更新日|2022.10.03
私は今の妻と社会人になって見合い結婚して一緒になりました。
親の体面もあり、特に不満はなかったので、話はトントンと進み、後で聞くと妻の方も同じような感じだったようです。
見合いではなく、男女の恋愛というと、痛みが伴うという思いが私の中には強くあります。
数少ない恋愛経験は、高校生時代にありました。
私と玲子は高校生の時に知り合い、いわゆるボーイフレンド、ガールフレンドという形で付き合いを続けていきました。
大学生になってもそれが続き、二人で旅行もしたりしていました。
玲子の家は老舗の仏壇店をしていて、その為に玲子の結婚には色々と条件が付けられて、私はそれをクリアするべく、よい大学に行き、良い成績をとっていました。
ただ私の両親がキリスト信者で、私はジョンアルファルトという戒名は持っていました。
私自身は、キリスト教信者ではなく、当然協会に通うというようなこともしていません。
だから気にしていませんでしたが、玲子の両親はそのことを大変気にして、結局、二人は別れさせられてしまいました。
それまでに駆け落ちという事で、二人で日本中を逃げ回りました。
住んでいたのが千葉でしたので、福島の方に二人で出かけて、安い民宿に隠れていたら、警察からいろいろと質問されました。
元々の理由が他人には理解が及ばないらしく、早々に底を引き払い、関西に潜入することにしました。
ただ当時は私も玲子も大学生で、仕事にすぐにつけるわけもなく、ほどなく玲子のお父さんに見つかってしまい、駆け落ちは終わってしまいました。
駆け落ちしている間の1ケ月の間に、私と玲子の関係はさらに強まりました。
その為に、玲子の父親に見つかったときは、ものすごく残念でしたし、別れることになったときは大変つらかったです。
その後、数年たってからのことでしたが、玲子が妊娠していた子供を人知れずにおろしたことを聞いて、悲しい気持ちになりました。
それは私が28歳の時でした。
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