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別れるほかなかった初恋の彼女
きっくん。
公開日|2022.10.02
更新日|2022.10.02
私が人生で最も苦しかった恋愛、それは周囲の環境によってお互いに好きであったにもかかわらず別れざるを得なかった彼女との思い出です。
幼なじみであった私と彼女は、いつの頃から意識するようになり大学に入学して以来付き合うようになりました。
もちろん、お互いの両親もこのままいけばいつかは結婚するのだろうなと感じているほど本当に自然に彼女との恋愛はうまくいっていたと思います。
しかしながら、そんな時に自分たちが思いもよらないところで結婚を阻む状況に追い込まれてしまいました。
なかなか現代では考えにくいのですがいわゆる政略結婚に近い形で彼女に縁談の話が持ち上がったのです。
要するに、彼女の実家が商売をしており、当時非常に経営が苦しかったこともあり、株を買い取る代わりに彼女と跡取りを結婚させてほしいと言う条件でした。
もちろん、最初は両家で話し合いの場も持ち、若い2人の意見を尊重させてやるべきと言う私の両親、そして私と彼女の思いもあったのですが、このままでは結局結婚しても彼女の実家の商売の借金を私がすべて背負いこむことになり結局はうまくいかないのではないかと言う結論にいたりました。
私自身まだまだ若かったので絶対に大丈夫と言い切る自信もなく、借金の金額が相当なものだったので、彼女の幸せを考えたとき、本当にこれでいいのかと猜疑心にさいなまれながらも長期的に見たときの幸せを考えて別れることにしたのです。
実際には、それ以来彼女とコンタクトをとっていませんが、私の中では初恋の女性であり、本当に人生の伴侶としてふさわしいのは彼女だったので、結婚して20年近く経つ今でも家内にはこのことは話していませんが時折思い出すことがあります。
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