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「マナーある不倫」
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
後悔していない、今から5年前、20代だった頃の私の不倫体験。
「不倫をしたって幸せにはなれない」「不倫の行きつく先は不幸」
……そんな声もありますが、決してそんなことはないと思っています。
だって、この私が、幸せな思い出として不倫体験を大切に胸に抱いているからです。
愛する既婚彼と不倫関係になった日の話
彼と出逢ったのは、友人に誘われて参加した飲み会でした。
既婚者も独身者もいる飲み会で、私は隣に座った彼にひとめぼれをしたのです。
清潔感のある見た目が好みでした。
でも、彼の左手薬指にはリングが……。
「先に進んではダメ」と自分を抑えながら話していると、彼が俳優を目指していることが判明。
がんばっている話を聞くにつれ、どんどん惹かれている私がいました。
彼も、私のことを気に入ってくれたようで、「不倫になるけど、いい?」と言われ、私は不倫に踏み込んだのです。
不規則な不倫逢瀬だったけど幸せだった
当時アルバイト生活をしていたこともあり、彼との逢瀬のために私がスケジュールを合わせるのは比較的簡単でした。
彼は、俳優になるためのレッスンを受けつつ働いていましたし、家庭もある身。
自由になる時間は限られていましたが、その時間を私に使ってくれました。
急に時間ができたときに連絡が来たりすることも。
たとえそれが深夜でも、私は、断ることなく彼と逢いました。
「都合のいい女扱いをされていたんじゃないの?」
こう言う人もいましたが、私はそうは思いません。
彼が、決して私の気持ちを無視することはなかったから……。
俳優志望の既婚彼と1年続いた不倫関係が終わりを迎える時
逢瀬はわたしの一人暮らしの部屋。
お互いに多くを求めすぎず、デートらしいデートもしません。
それでも私は、彼と一緒にいられる時間が幸せでした。
彼の家庭を壊してやろうとか、奥さんから奪ってやる、という気持ちはなかったです。
お互いに、「不倫であること」をしっかり自覚していた、という感じだと言ったらいいでしょうか……。
ただ、彼には、奥さんとの約束がありました。
5年頑張って可能性が見えなければ、俳優はあきらめる、というもの。
その期限がついに到来。
結果、彼は俳優になることをあきらめることになりました。
それと同時に、しっかりと就職をし、家族のために働くことを決断したのです。
お別れです。
彼が、ちゃんとお別れの連絡をくれたので、悲しかったけれど、私も区切りをつけることができました。
不倫終焉から5年経った今思うこと。不倫の先にある幸福
不倫をしていたことをふり返ると、彼の奥さんに対してはやっぱり罪悪感があります。
もし自分に夫がいて、別の人と不倫をしていたら、悲しいし許せないなと思ってしまうのです。
でも、だからと言って私が彼と不倫をした過去を消してしまいたいという気持ちには全くなりません。
不倫ではあったし、誰かを傷つける可能性を持った関係ではありましたが、それでも私は心満たされていました。
あの期間、彼に出逢えていなかったらと考えると、それは嫌です。
不倫であることをしっかり自覚し、多くを求めず、謙虚に関係を続けることができたからこそ、いい思い出として今も心に残っているのだと思います。
不倫をした人は、必ず報いを受ける。受けるべき。
そんな声が、最近は多く聞こえてくる気がします。
ですが、私はそうは思いません。
不倫でも、心満たされる純愛をしている人がいます。
言い方はおかしいのですが、「マナーある不倫」の先には、いい思い出として振り返ることができる幸福があります。
私が、その証明です。
引用元:修羅場ライフ
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