上司と不倫、というのは不倫のパターンの中でも結構ひんぱんに耳にするものといえます。
同じ会社の上司が既婚者であっても、つい好きになって不倫関係に落ちてしまう女性がいるのも確かです。
さてでは、そんな上司との不倫というのは、はたしてそのまま続けても大丈夫なのでしょうか。
普通の不倫と比べて上司であるということは、どんな意味があるのでしょうか。

目次

なぜ上司と不倫に陥りやすいのか


まずはなぜ上司と不倫になってしまいがちなのか、その理由を考えてみましょう。

仕事上で尊敬の気持ちが強すぎると

上司の仕事ぶりというのは、毎日目の当たりにするはずです。
特にできる系の上司を持っていると、その仕事ぶりに尊敬や憧れを抱き、それはやがて行為に変わってしまうこともあるはずです。
できる上司に憧れ、その気持ちが強くなるに従ってカッコイイと感じるようになり、そのかっこいいという気持ちがいつしか異性として魅力的になってしまうわけです。

残業や出張で二人だけの時間が作りやすい

さらに上司との仕事における関係性にもよりますが、まず毎日顔を合わせる身近な存在になるはずです。
そしてプライベートよりも仕事を重視した場合、ライフワークバランスが仕事寄りになると、人間関係の大半が会社関係の人たちとなり、身近な異性として上司の存在がくっきりと浮かび上がってしまうこともあるでしょう。
業務として出張が多いと、上司の出張に同行して同じホテルに泊まるということもあり得るのが、上司との不倫がよくある原因です。
自然な形で同じホテルに泊まれるという状況は、お互いの関係をその先に発展させる可能性を高めてしまいます。
それ以外にも深夜までの残業を上司とともにしていけば、知らないうちに一線を越えてしまう可能性も高まります。

男性は誰彼構わず手を出す生き物

忘れてはいけないのは、男性というのは異性と関係を持てるのであれば、あまり物事をきちんと考えずに行動してしまう習性を持っているということです。
出張先のホテルや残業の後の深夜の街や、あるいは会社の飲み会の帰り道に、もし何らかのチャンスがあれば上司は部下の女性を好きなように扱いたいと妄想し、実践してしまいます。
そこに大人の理性はありません
上司と部下という関係性は、時としてそんな男性の凶暴性をより大きくしてしまうものなのです。

上司と不倫する際のリスクとは?


さてそんな上司との不倫ですが、果たして上司と不倫することにはどんなリスクが秘められているのでしょうか。

社内不倫はバレる可能性が高い

忘れてはいけないのは、社内不倫というものは一般的な不倫と比較してバレやすいということです。
もし接点の少ないもの同士が不倫をしている場合、それがバレるためには家庭を持っている上司の配偶者が気づくか、第三者がたまたまそれを見かけてしまうかのどちらかです。
しかし社内不倫の場合、あなたと不倫相手を監視している会社の人たちがいることを忘れてはいけません。
仮に露骨に不倫をしていることがバレなくても、不倫カップルというのはいくら隠し通そうとしてもそこはかとなく怪しげなニュアンスを感じさせてしまうものです。
特に同僚の女性の中にそんなニュアンスを嗅ぎ取る能力が高い人がいれば、すぐに噂になってしまいます。
むしろ社内不倫というものは、社内にまったくバレない方が難しいとも言えるのです。
通常の不倫ですらリスクがあるのに、さらに社内のよく知った人たちに監視されているような環境での不倫は、まず間違いなくバレてしまうと考えておいた方が良いでしょう。

ばれた時に家庭ばかりか仕事まで崩壊する

さらに社内不倫の厄介なところは、万一バレてしまったばあいお互いの家庭どころか、バレた後の仕事にまで影響します。
社内不倫をしていたことが会社にバレてしまった後、しれっとそのまま仕事を続けることも不可能ではありませんが、あまり現実的でもありません。
ほとんどのケースではどちらかが退職するか、あるいはどちらかが(多くの場合男性が)遠方の支店まで左遷されてしまうことがほとんどです。
ばれた時のリスクが非常に高いというのが、上司との不倫の大きな特徴と言えるのです。

上司と不倫した人の結末は?


さてこのように、上司との不倫はスリリングかも知れませんが、けっしてオススメできるものではありません。
実際に上司と不倫してしまった場合、どんな結末が待っているのかについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

万一そのまま終わっても気まずい思いが続く

もちろん社内不倫のすべてが、会社や家族にばれて終わるとは限りません。
もしそうであればバレるよりはハッピーと思うかも知れませんが、意外とそうとも言い切れないのです。
将来的に結婚というゴールが見えないのが不倫ですから、上司との不倫もいずれ終わりを迎えます。
普通の恋愛であれば終わりになればそのままあうこともなく、時とともに忘れていくものですが、社内不倫となるとそうはいきません。
恋愛感情がなくなったあと、あるいはお互いに相手にもう会いたくないと思うような終わり方をしたあとでも、いつまでも毎日顔を合わせることになります。
これはある意味、非常につらい事実といえるのではないでしょうか。
さらにもし、どちらかが一方的に相手を拒絶し終わってしまった関係だったとしたら、未練を残したままその後も毎日相手の顔を見なければならないというのは、かなりストレスとなるはずです。

慰謝料を請求され大変なことに

社内不倫に限った話ではありませんが、不倫がバレると既婚者の配偶者から慰謝料を請求されることがあります。
例えば上司が既婚者男性だった場合、あなたとの不倫を奥さんが知ってしまうと、法的に慰謝料が請求される可能性もあり、場合によってはその金額は100万円という大金を超えることもあります。
特にあなたが独身女性だった場合、慰謝料をあなたが一方的に支払わなければならないため、圧倒的に独身女性が不利となりますから気をつけてください。

妊娠してしまえばさらに悲劇に

仮に上司との不倫がなかなかバレなかったとしても、もしあなたが女性の場合は妊娠に関して無視するわけにはいきません。
そもそも男性の大半が避妊に対しての意識が低く、さらに不倫をするタイプの男性は不倫相手を大切にしようという気持ちがないのが事実です。
そうなると実は不倫した女性相手に対して扱いがぞんざいになり、きちんと避妊もしないで快楽を追求し、不倫相手の女性が妊娠してしまうということも結構な頻度で起こっています。
社内不倫がバレず女性の方が口をつぐんでいれば、仮に女性が妊娠してしまっても男性としてはノーダメージで、痛くもかゆくもありません。
その一方で上司の子供を妊娠してしまった女性は、子供を中絶するか、仕事を辞めるかの二択になります。
出産して仕事を続けたいと考えても、状況は複雑ですからしっかり産休を取り、復職するという流れには乗りにくいことを忘れてはいけません。

まとめ

恋愛というのは考えてなんとかなるものではなく、つい「落ちて」しまうものですから、関係の深い上司が結婚していると、不倫になってしまうのも仕方ないかも知れません。
しかし上司との不倫は決してハッピーな結末を迎えることはほとんどなく、一般的な不倫よりもさらにダメージが大きかったりします。
くれぐれも、上司との不倫は避けるように意識しておいた方が良いですし、もし今そのような状況になっているのであれば、できるだけキレイに終わらせることに注力すべきではないでしょうか。