キーワードで探す
2年間のW不倫の終わり
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
25歳で結婚した私も30歳を過ぎた私の、
2年続いたW不倫愛に終止符を打った話です。
3歳になる息子と夫の三人暮らし。
平凡に暮らしています。
ですが、じつは、息子を見るたびに想い出す恋があるのです。
共働きの結婚生活はつらかった
夫と結婚した私は、それまで通り会社勤めをしていました。
結婚したら家庭に入ってほしいという夫でしたが、私は仕事をすることが好きだったので、働き続けたいといったのです。
「家のこともちゃんとやってね」と、しぶしぶ認めてくれた夫。
ですが、家のことは一切手伝ってくれませんでした。
私より早く帰宅をしても、洗濯物は干しっぱなしですし、料理は一切してくれません。
おまけに、「腹が減ったから早く作って」という始末。
たしかに、家のこともやるから仕事をしたいとはいいましたが、ここまで非協力的だとは思いませんでした。
「手伝ってくれない?」と頼んでも、「できないなら、仕事をやめてほしい」と。
疲れと、夫へのイライラが募っていきました。
職場の上司に惹かれて……
そんな夫婦生活を続けていたある日、私の上司が変わることになりました。
新しい上司は、別の支社から異動してきた10歳以上年上の男性。
表情も話し方もソフトで、偉ぶったところはありません。
何でも話を聞いてくれるので、私も仕事がしやすくなりました。
そして、お互いにプライベートについても話すようになっていきました。
上司も結婚していて、一人娘さんがいました。
娘の話をするときのゆるんだ顔を見るのも楽しかったです。
二人で食事に行って……いい雰囲気に
ある大きな仕事を終えた日、上司と二人で、打ち上げと称して食事へ行きました。
普段からプライベートの話をしていましたし、お酒を飲んだということもあり、私は、夫への不満を上司に話しました。
上司は、「わかるよ」「それはひどいな」と相づちを打ちながら聞いてくれました。
それ以降どんどん親密になっていき、ついに、上司から「付き合わないか」といわれたのです。
お互いに結婚していますから、不倫ということになります。
それでも私は、断りませんでした。
上司に惹かれていたのです。
なかなかデートのできない禁断愛
上司とは、毎日のように逢うことはできました。
同じ職場なので当然です。
ですが、顔を見るだけでは足りない。
欲が出てくるのです。
逢うことはできるのに、触れられないことがつらくなってくるのでした。
仕事の休憩時間に密会をしたり、職場の飲み会のときには隣同士に座ったりなどして、何とか接点を保っている感じでした。
ゆっくりとデートらしいデートをするのは、月に一回ほどだったでしょうか。
それでも、その我慢が、お互いの情熱を燃やしたようにも想います。
お互いに家庭があることもわかっていましたが、それでも幸せでした。
2年間のW不倫の終わりは「妊娠」
上司とのW不倫の関係を続けて2年経ったある日、私の妊娠が発覚しました。
検査薬で陽性反応がくっきり出たとき、最初に想ったのは「どっちの子だろう?」ということ。
上司とは避妊をしていましたから、多分夫の子だろうとは思っていましたが、正直不安でした。
のちに計算したら、確実に夫との子とわかり、ホッとしたのを覚えています。
妊娠しながら働くことが厳しい仕事だったこともあり、私は退職をすることにしました。
その流れで、私から彼に別れを切り出し、W不倫は終わりました。
W不倫の恋に後悔はない。けれど……
妊娠をしたとき、喜びよりも先に不安を感じたことは、少し寂しいことだったと想っています。
今は息子が一番。もう不倫はしないつもりです。
ただ、上司との禁断のW不倫を後悔しているのかといえば、そうではありません。
あのとき、私はたしかに心癒され、救われました。
あの時間がなければ、もしかしたら息子も生まれなかったかもしれない……とも想っています。
引用元:修羅場ライフ
もっと読みたい!あなたにおすすめの記事はこちら
ログインをすると利用出来ます
コメントを書く