失恋はだれにとっても非常にツラいものです。しかし、失恋したあと時間が経つにつれて少しずつ傷が癒えていく人と、いつまで経っても引きずってしまう人が存在します。

失恋の後悔がいつまでも長く続いてしまうのは、大変ですよね。忘れたいと思えば思うほど、その気持ちに囚われて余計に忘れられなくなるということも。

今回は、一生続くと思えてしまうほど長引く後悔を、どのように乗り越えればいいのかを解説します。

目次

失恋に一生後悔する原因①付き合っていたころ



失恋の後悔がいつまでも続いてしまう場合、その原因は付き合っていたころの言動にあるかもしれません。

「失恋後に後悔しやすい、付き合っていたころの言動」を5つご紹介します。当てはまるものがないか、確認してみてくださいね。


素直になれなかった

彼氏・彼女に対して素直な気持ちを伝えるのは、実は意外と難しいですよね。素直に「好き」と愛情表現をしたり、イヤなことをイヤだと伝えたりするのは、思っているほど簡単なことではありません。

しかし、付き合っていたころに自分の気持ちを素直に伝えられなかったせいで、破局につながってしまうカップルが非常に多いのもまた事実です。

「もっと素直に気持ちを伝えていればよかった」と後悔してしまう人は、大変多いです。


愛情表現ができなかった

カップルの関係において、愛情表現をすることは非常に重要です。初めは「好きです」と伝え合って交際し始めたカップルでも、今も好きなのかどうかは伝え合わないとわかりません。人の気持ちは移ろうものだからです。

「言わなくてもわかるだろう」と愛情表現を軽んじたり、「恥ずかしいから」と後回しにしたりすると、お別れの際に「もっと好きだと伝えておけばよかった」と後悔してしまうことになります。


恋人を放置してしまった

忙しさや価値観を理由に恋人を放置してしまうと、いざ破局を迎えたあとで「もっと大事にすればよかった」と後悔することになってしまいます。

デートの頻度やコミュニケーションのとり方については、人それぞれの価値観があります。また、忙しくて恋人に時間を割けない人もいるでしょう。

しかし、恋人をあまりにも寂しがらせてしまうと、破局後に後悔するのは自分かもしれません。


理想の人だった

交際していた相手が自分の理想どおりの人だった場合、失恋後の後悔は長引く傾向にあります。

容姿や性格、価値観、相性など、すべてが理想どおりという人はなかなかいません。そのため、失恋してしまうと、その逃した魚の大きさにひたすら悔しくなってしまいます。


交際期間が長かった

恋人との交際期間が長いと、失恋後、いつまでも後悔してしまう可能性が高いです。

交際期間が長いということは、それだけたくさんの思い出があるということです。また、ケンカもたくさん経験し、2人は固い絆で結ばれていることでしょう。

そんな恋人と破局を迎えてしまったら、絆が強いぶん、後悔も深く、長くなってしまいます。


失恋に一生後悔する原因②別れ方


失恋後の後悔が長引くとき、別れ方にも原因があるかもしれません。

「失恋後に後悔しやすい別れ方」を3つご紹介しますので、心当たりがないか探ってみてください!


本音を伝えられなかった

お別れをする際、本音を伝えられなかったことをいつまでも後悔してしまう人は非常に多いです。

別れ話は、いわば修羅場。いつもどおりの精神状態ではいられません。そのため、気が動転していたり、「別れたい」あるいは「別れを回避したい」という意識が働いたりして、本当の気持ちを伝えられなくなってしまいます。


話し合いができなかった

別れ話においてきちんとした話し合いができないと、その後後悔してしまうことになりかねません。

別れはどのカップルにとってもツラいものですが、「なぜ別れたいのか?」、「別れを回避することはできないのか?」、「今はどういう気持ち、考えなのか?」ということを腹を割って話すのは非常に重要です。

話し合いができないまま別れてしまうと、いつまで経ってもモヤモヤが残ってしまうからです。


一方的にフラれた、フッた

一方的にフラれた、あるいは一方的にフッたという場合にも、後悔は残りやすいでしょう。

一方的にフラれた場合、自分のなにがダメだったのかを理解することができません。そのため、「どうして?」という気持ちがいつまでも拭えず、失恋を一生後悔し続けてしまいます。

また、一方的にフッてしまった場合は、「きちんと話すべきだったかな」、「申し訳ないことをしてしまったかな」という罪悪感があとから芽生えてくることがあります。その罪悪感によって、ズルズルと後悔してしまうことになります。


失恋に一生後悔する原因④現在


失恋後、いつまで経っても元カレ・元カノを忘れられない場合、もしかすると自分の現在の状況が原因かもしれません。

「失恋を後悔しやすい現在の状況」を3つご紹介します。自身の状況と照らし合わせてみてくださいね。


新しい恋ができていない

「失恋の傷を癒せるのは、次の恋だけ」という言葉があります。

この言葉のとおり、新しい恋をすると、失恋の傷は徐々に癒されていくものです。

しかし、いつまで経ってもなかなか新しい恋ができていないと、失恋の傷はいつまでも癒されません。

そのため、新しい恋と出会えていない現在の状況が、失恋の後悔を長引かせているといえます。


心の穴を埋められていない

失恋すると、心にポッカリと穴があいてしまいます。

通常、その心の穴は、時間の経過とともに少しずつ埋めていくことができます。友人と楽しく遊んだり、趣味に没頭したりすることで、少しずつ埋まっていくのです。

しかし、その作業ができていないといつまでも心の穴は埋まりません。そして寂しさのあまり、いつまでも失恋の後悔に浸ってしまいます。


仕事やプライベートが上手くいっていない

仕事やプライベートが順風満帆であれば、失恋によって落ち込んだ気持ちも少しずつ前向きになっていき、下がった自己肯定感も少しずつ取り戻していけます。

しかし、トラブルなどで仕事やプライベートが上手くいっていないと、失恋に追い打ちをかけられてしまいます。その結果、失恋をクヨクヨと後悔し続けてしまいます。


一生引きずるなんてイヤ!失恋の後悔を乗り越える方法


失恋の後悔をいつまでも引きずってしまうのには、さまざまな原因が考えられます。

しかし、長々と失恋を後悔し続けるのはイヤですよね。「現状を打破したい」とだれもが思うはずです。

そこで、失恋の後悔を乗り越えるための方法を5つ、ご紹介します。

私が実際に実践した方法も盛り込んでいますので、ぜひ参考にしてくださいね!


泣く

失恋の後悔を流すには、涙が一番です。私も、失恋したあといつまでもいつまでも後悔が頭をよぎるとき、とにかく家で1人、泣き続けました!

涙には、ストレスを和らげる物質「エンドルフィン」に似た物質が含まれているといわれています。そのため、泣くことにはストレス発散効果があります。

悔しい気持ちや悲しい気持ちがわいてきたときは、1人になって思いっきり泣いてみましょう。泣き終わったあとには不思議とスッキリしていること間違いなしです。


気持ちを言語化する

今の自分の気持ちを、紙に書いたり、人に話したりして、繰り返し繰り返し言語化してみましょう。私はこの方法で、2年間引きずった失恋を乗り越えることができました。

「言葉にする」ということは、「理解する」ということです。

あのときなにがあったのか、自分はどんな気持ちになったのか、今はどんな気持ちを抱えているのか、なにがどう苦しいのか。

わかっているつもりでいて、わかっていないことだらけです。

自分1人で、あるいはだれかと、何度も何度も言葉にしてみてください。そうするうちに、失恋時の状況や自分の気持ちが少しずつ整理されていきます。

状況や気持ちが整理できると、客観視することができます。今冷静に振り返れば、もしかするとなんてことないことかもしれません。ありふれた失恋だったかもしれません。

そういうことに気づけると、知らず知らずのうちに失恋を乗り越えられています。


元カレ・元カノを客観的に見てみる

失恋を引きずっている間は、元カレ・元カノのことがとても素晴らしい理想の人だったように思えるかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか?

一度落ち着いて、客観的な事実を思い返してみましょう。

イヤなところはありませんでしたか?ダメなところはありませんでしたか?情けないところや、何度言っても直らなかった欠点は?

それから、周囲からの評判はどうだったでしょうか?

素晴らしい聖人君子などこの世にいませんし、まるっきり理想どおりの人もこの世にいません。今は「あの人しかいない」と思えるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。素敵な人はほかにもっとたくさんいます。

そういうふうに考えると、失恋の後悔がスーッと落ち着いていくのではないでしょうか。


仕事や趣味に打ち込む

仕事や趣味に打ち込むのは、失恋を乗り越えるうえでとても効果的です。仕事が好きだったり、長年の趣味があったりする人は、これを機に思いっきり打ち込んでみましょう。後悔のエネルギーを、仕事や趣味にぶつけるのです。

失恋による後悔のエネルギーはとても大きなものです。人生でいつも得られるものではありません。ですから、今このエネルギーを仕事や趣味にぶつければ、普通では出せなかったはずの結果を出せるかも。

どうせありあまっていて使い道のないエネルギーならば、自分のためになることに使ってしまいましょう!


たくさんの人と会って話す

私たちはみんな、ほんの小さな世界のことしか知りません。そんな世界のほんの小さな価値観で、失恋を引きずっているのもばかばかしいかもしれませんよ。

今まで興味をもったことのないイベントに、ふと興味がわくことはありませんか?それはビッグチャンスです。ぜひ参加してみましょう。

これまで興味がわかなかったということは、あなたの世界に存在しない世界だということです。新しい世界を知るチャンスです。

今まで話したことのないタイプの人と話すと、自分の価値観が大なり小なり壊される感覚になります。すると、自分が失恋を後悔し続けていることが、おかしなことのように思えてくるかもしれません。

まとめ

一生続くのでは……と思えるほどの失恋の後悔は、非常にツラいものです。

しかし、逆にいえばそんなに後悔できるほど人を深く愛せたということかもしれません。少しずつ前を向いていきましょう。