「サレ妻」というのは、夫に不倫されてしまった妻、という「はやり言葉」です。

不倫によって信頼関係が崩れてしまった夫婦が、その後結婚関係を続けていくためには、いろいろな障害があるものです。

ではサレ妻は離婚するべきなのではないのでしょうか。
あるいは、離婚した後に幸せになれるのでしょうか。

実際にサレ妻になってしまった人は、離婚について冷静に判断するのが難しいかもしれません。

そこで今回は、サレ妻が離婚して、幸せになれるのかどうか、じっくり考えていきましょう。

目次

サレ妻は離婚すべきか否か



まずはサレ妻は離婚するべきなのかどうかを見ていきます。


再発の可能性があるなら

離婚するべき理由の中でも大きな割合を占めるのが、夫がもう二度と不倫しないのか、それともまた繰り返してしまうのかという問題です。

こればかりは、未来のことですからはっきり分からないかもしれませんが、基本的には一度したことは二度三度起こると考えておいた方が良いでしょう。

そうなると、もし離婚せずにガマンしたとなると、また同じことが起こることはある程度覚悟しなければなりません。


しっかり慰謝料が取れるなら

現実的なチェックポイントとしては、不倫されたことに対して金銭的な保証があるかどうかという問題です。

不倫の慰謝料をしっかり取れるのなら、離婚を検討しても良いでしょうし、逆に離婚しないで慰謝料だけを取ることも可能ですが、現実的には取りにくかったりします。


他にいいパートナーが見つかりそうなら

離婚を検討するなら、離婚した後の生活についても考えなければなりません。

離婚した後に改めて新しい、素敵なパートナーがつくれるような自分であるのか。
あるいはつくれるような環境で生活しているのか。

そんな新しいパートナーの候補を含めた、離婚後のライフスタイルに期待ができるのなら、離婚後にも幸せな生活を送れるかもしれません。


サレ妻が離婚して幸せになれるポイント


続いて、サレ妻がもし離婚した場合幸せになるためには、どのようなポイントがあるのかを見ていきましょう。


パートナーの浮気の心配がなくなる

一度不倫した夫がその後二度三度、不倫を繰り返す可能性は高いと言えます。


そうなるとその後の結婚生活は、不安と疑いに苦しめられるようになってしまいます。

しかし離婚してしまえばそんな不安もなくなります。

人を疑うのも結構なパワーを使いますから、そこから解放されるだけでずいぶん幸せに近づけるのではないでしょうか。


自尊心を落とさずにすむ

自分がサレ妻だと思い込んでしまうことは、自尊心を落としてしまうという意味でもマイナスです。

そのままの生活を続ければ自分はずっとサレ妻のままですが、離婚してしまえばそこでいったんリセットできます。

自尊心を落とすことほど人生の質を落とすものはありませんので、これも重要なポイントといえるでしょう。


子供の将来

もしお子さんがいるのなら、夫の不倫が子供の将来に与える影響も考えなければなりません。

不倫したという不信感の中で夫婦生活を続けるのと、すっぱり離婚して新しい環境で暮らすのと、どちらが子供のためになるのかも、熟考したいポイントではあります。

しかし精神面を考えれば、不信感にあふれる家庭で育つよりは、離婚して頑張る母親の姿を見せる方が、子供のためにあるという考え方もあります。


離婚すると幸せになれないポイント


離婚してしまった場合に幸せになれないというパターンもあります。


それはどんなポイントを見れば良いのでしょうか。


経済的に自立できない

まずはこの経済的な要素というのは、大きなポイントとなるはずです。

仮に離婚して、さらに慰謝料が取れたとしても、その慰謝料だけで残りの人生をつないでいくことは難しいはずです。

職を持ったり自分でお金を稼ぐ能力があり、しっかり自立して生活していければ良いのですが、そうでなく夫の収入に頼り切っている場合は、うかつに離婚を切り出すのは賢い選択とはいえません。

仮に夫の不貞でサレ妻になっていたとしても、感情的に離婚を切り出すのではなく、まずは経済的に自立できるのか、あるいはそのめどが立つのかを判断してからにするのが正解です。


頼りにできる人がいない

経済的な問題だけではなく、人生を過ごしていくためにはいろいろな人の協力が必要です。

本来であれば夫がその役割を果たすべきなのですが、サレ妻になってしまうとそれを期待することが難しくなります。

しかしだからといって離婚してしまうと、問題はそのほかに親や兄弟、友人知人に頼りになる人がいるかどうかが重要です。

頼りになる人がいるかどうかも、離婚後に幸せになるかどうかの大きなポイントとなります。


自分ひとりで生きる自信がない

性格によっては自分ひとりだけで生きていくのが難しいと言うこともあるかもしれません。

もしひとりで生きる自信がないのであれば、勢いで離婚してしまった後から途方に暮れてしまうかもしれません。


離婚して幸せになるポイント


サレ妻が離婚するべきかどうかは、ひと口で決めつけられるほど簡単な問題ではありません。

しかし、もし離婚を決断し、実際に離婚するからにはそれからの人生を幸せに生きていきたいものです。

では、サレ妻が離婚した後に幸せになるには、どんなポイントがあるのでしょうか。


未練を持たない

まず大切なのが、別れた元夫に対して未練を持たないということです。


もし未練が残るくらいなら、安易に離婚を決断しない方が正解です。

離婚を決める前にはまず相手に対して本当に未練がないのかどうかを、しっかり見極めるようにしましょう。


しっかり自分に有利な条件を

離婚に関する条件も、離婚後の幸せに影響します。

例えば不倫に対する慰謝料は、離婚後の生活の糧になりますし、子供がいる場合は養育費をいくらにするかも大切な条件です。

さらに養育費を決められただけ払われないこともあるので、どうしたら確実に支払われるかも事前にきちんと考えておきましょう。


次のパートナー探しに集中する

離婚後は自分の人生をひとりで生きていくと決めていれば良いのですが、そうでない場合は新しいパートナー探しが幸せに大きく影響します。

少し前までは離婚が新しい恋愛の障害になることもよくありましたが、近頃では離婚もそれほど珍しいものでもなく、そこまで大きなマイナスポイントにはなりません。

むしろ、サレ妻になってしまったことがある程度自分の責任でないかを見直し、新しいパートナーでその過ちを繰り返さないように工夫することも大切です。


相手への復讐は何も得ない

サレ妻になってしまうとどうしても自分が傷ついた分、相手を傷つけたいという復讐の欲求が出てきます。

しかし復讐というものはたとえ相手が傷ついても、自分に何かメリットがあるかと言えば、まったくそんなものはありません。

逆に復讐した相手があなたのことを恨み、その後またトラブルが起こる可能性を高めてしまいます。

サレ妻が離婚後に幸せになりたいのであれば、過去のことにこだわらず前向きなことだけをしていくことが大切なのです。



「サレ妻の離婚後のについて」よくある質問

サレ妻の離婚後のことに関して、よく出てくる質問をご紹介します。

サレ妻は離婚後に幸せになることが可能ですか?

離婚後に幸せになることはなります。離婚が未練を持たず、自分に有利な条件を得ることができ、次のパートナー探しに集中し、過去の相手に執着しない場合、幸せになる可能性は高まります。

ただし、経済的な自立や頼りになる人がいるかどうかなど、幸せになるための条件は様々です。

離婚後の幸せを追求するためのポイントは何ですか?

離婚後の幸せを追求するためのポイントは、未練を持たない、自分に有利な条件を得る、次のパートナー探しに集中することが大事です。

まとめ

サレ妻というのは自分に価値がないから浮気されたと思い込んだり、必要以上に相手を責めてしまったり、感情的な部分でいろいろな葛藤があるはずです。

しかし人生は長い道のりで一時の感情のふれで、その後の人生に影響を与えてしまうのが、一番もったいないことなのです。

離婚をするかどうかを冷静に検討し、その後の人生設計をよく考えながら幸せな生活を過ごせるように、しっかりポイントをチェックしてみてください。