どんな場合であれ、失恋はとてもつらいものです。

いつまでも落ち込んでいてはいけないと分かっていても、簡単に「もう諦めた!」「次の恋に行こう!」と切り替えるのも難しいですよね。


忘れようとするのにやっぱり好きで、思い出したり泣いたりしてしまうという状況のかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、恋人、片思い相手、それぞれの失恋のケースに共通する対処法を紹介していきます。

目次

無理してすぐ諦める必要はない



失恋の理由は、「相手に恋人ができた」「告白したら振られた」「相手の好きな人を知った」などさまざまです。もう望みがなさそうな恋だと分かれば、さっさと諦めるほうが楽に思えますよね。


しかし、諦めきれないことが悪いことかといえば、そんなことはありません。そもそも、人の気持ちは理屈でコントロールできるものではないためです。
好きだったのですから、しばらく切り替えられなくてもおかしくありません。

諦めきれないのであれば、まだ心が「諦めるための体制」になっていないのだと、自分の気持ちを受け入れてあげましょう。


前を向くために…!諦めたいなら?



諦めなくてもいいとは言え、やはり「諦めたほうがいいんだな」という状況はあるでしょう。


好きな人が他の人とカップルになっている様子を見たり、全く自分に興味がなさそうなのに思い続けたりするのはつらいものです。

どれだけ時間をかければ諦められるか断言はできませんが、諦めるためにはどのような行動をしたらいいのか考えてみます。



・泣く、人と話すなどして気持ちを発散する


失恋の事実を受け止め、つらい気持ちや悔しい気持ちを発散させてしまいましょう。

無理をして気持ちを抑え込んだり、失恋を受け入れなかったりすると、かえってショックが長続きすることになってしまうからです。


たくさん泣いたり、大声で歌ったり、失恋の映画を見たり、自分なりの発散方法を試してみてください。


人と話すと、自分の気持ちがより具体的に分かったり、客観的な意見をもらって冷静になったり、1人で考え込むより多くの気づきがありますよ。



・思い出のものを捨てる、場所を避ける


失恋した相手のことを思い出す品物を処分してしまうのもひとつの方法です。

思い出のものを見ると、どうしても相手のことを思う時間が増えてしまい、うじうじと考え込むきっかけになってしまいます。多少力技とも言えますが、「思い出すきっかけ」を無理矢理にでも消していくことで失恋の痛みを薄めていく方法ですね。


同じ理由で、連絡先を消してしまったり、よく顔を合わせる場所へ行くのを避けたり、思い出すきっかけ」になり得るものを排除して、早めに気持ちの切り替えができるようにします。



・趣味や友人との時間を充実させる


恋を諦めるように努力するというより、他の楽しい事に気持ちを向ける方法です。

時間を忘れて熱中するほどの趣味があればベストですが、そうではない場合は好きな友達といたり美味しいものを食べることもオススメです。


失恋したものの、これまで1つの恋を頑張った自分を労り、甘やかす時間も必要ですよ。

恋愛以外の楽いことで笑っているうちに、少しずつ落ち込む時間が減っていくといいですね。



・仕事や勉強に打ち込む


失恋のつらさや悲しさのエネルギーを他の価値あるものに変えていく、いわゆる「昇華」することもオススメです

悩んでいる時間を無理矢理にでも勉強や仕事の時間に回してしまえば、その時間を自分自身の成長に使うことができます。

仕事も勉強も、努力した分だけ結果が出ることが多く、今回の恋愛で得ることができなかった満足感や自己肯定感を得ることにも繋がります


失恋してしまっても、自分の価値が下がったように感じる必要はありません。

今後に向けての自分磨きにも繋がりますので、これを機に自分のやるべきことに打ち込んでみてはいかがでしょうか。



・エネルギーがあれば次の恋探しもあり


失恋の傷を癒やすには、新しい恋が1番だといいます。

恋で傷ついたのですから、恋で癒すというわけですね。恋が始まった頃のワクワクや幸福感があれば、失恋したつらい気持ちもいつの間にか感じなくなっていきます。


失恋してすぐに次の恋について考えるのは難しい方が多いでしょうから、あくまでも「恋に向かうエネルギーが生まれてきたら」で大丈夫です


諦めきれていない中途半端な状態で次の人に向かおうとしても、失恋した相手と比較したり思い出してしまったりして、心から楽しい恋愛にはならないはずです。


次こそ楽しく幸せな恋愛が待っているかも…と、新しい恋に対してアンテナを張っておくといいかもしれませんね。



どうしても諦められない…思い続けても良い?



いろいろと行動を起こしてはみたものの、やはりふとした時に失恋した相手のことを思ってしまう、相手以上に好きな人ができない、そんなこともあるかもしれません。

好きでい続けることはそろそろやめたほうがいいのでしょうか?

・無理なものは無理!好きなままでも仕方ない


先程も述べましたが、諦めたほうがいいから諦める、というような単純な話ではありません。

諦められないのであれば、無理に忘れる必要はないと考えます。


例え話ですが、お菓子を大好きな人が痩せたいからといきなりお菓子断ちをすると、数日はうまくいっても、我慢の限界になるとリバウンドや暴飲暴食をすることがあります。好きという気持ちを無理に抑えると、ストレスがかかり続けてしまうためです。

お菓子を我慢する理由を理解し、他の食べ物に置き換えたり量を減らしたり、自分で納得した上で初めてコントロールできるのです。

好きなら好きであると、その思いを持ち続けるのもありではないでしょうか。


ただし、しつこく何度もアプローチする、相手の恋愛の邪魔をするなど、相手の気持ちを無視した思い方はNGですよ。



・日にち薬だと考え、自分の生活を大切に


なにごとも「時間が解決してくれる」と言いますが、失恋においても同様です。


どんなに好きで、どんなに悲しくても、時間が経ち生活していくうちに気持ちは変わっていきます。相手のことを好きなままでも、今の辛さがずっと続くということはそうそうありません


楽しいこと、自分磨き、仕事や学校生活など、ひとつひとつこなしているうちに時間は過ぎていきます

大きな失恋でも、数年経てば良い思い出になっている大人がほとんどです。失恋や実らない恋ばかり見て自暴自棄にならず、毎日を大切に過ごしてくださいね。


・相手や自分なりに時間を置いて再アプローチもあり


一度うまくいかなかった相手に、しつこくアプローチし続けるのは正解とは言えないでしょう。ただ、一度失恋したら絶対にうまくいかないというわけではありません。


一度振られた相手と結ばれたり、元恋人と復縁したりする人もいますよね。

恋人ができた、仕事が忙しいなど、あなた自身を拒否されたわけではない場合は再アプローチの機会が来るかもしれません。

相手の状況が変わった時に、まだ好きな気持ちを抱えたままであれば、もう一度気持ちを伝える価値はあるかもしれません。

まとめ

失恋してしまった後にどれだけ落ち込むか、引きずるかはその人次第です。

「もう私はおしまいだ!」と思うほどとことん落ち込んでも、大丈夫ですよ。


時間が経てば、良くも悪くも気持ちは変わっていき、穏やかな時間が増えてきます。諦めるための行動をとって気持ちを変える努力をするのも、つらいけれど思い続けるのも、どちらも間違いではありません


自分の気持ちとしっかり向き合い、この恋愛自体が悪い思い出となってしまわないように対処していってください。

再び楽しい恋ができるように、応援しています。