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1歩、踏み出す勇気
みるちん
公開日|2022.03.30
更新日|2022.03.30
高校1年生のとき私は、同じクラスの彼のことが好きでした。
彼のことを好きになったきっかけは、体育祭のクラス対抗リレーの時でした。
アンカーだった彼の前を走るのが私でしたが、
他のクラスの子に抜かされて最下位で彼にバトンを渡しました。
そんな不利の状況の中、彼は他のクラスの子を抜き去り1位となりました。
あまりにかっこよくて、かっこよくて...
クラスのヒーローの彼のことを好きになりました。
けど、照れてしまい感謝を伝えることができませんでした。
彼のことを好きなのに、一度も声をかけたことはありませんでした。
話すことができる唯一のきっかけは、席替えで彼の隣になることです。
だけど、年に4回行われる席替えでは一回も彼の隣にはなれませんでした。
神様に委ねるだけでは前には進めないのだと、やはり勇気を持って行動しなければとバレンタインデーの1週間前に決意しチョコレート作りに励みました。
バレンタインデー当日、5時間目の終わりにこっそりと彼の靴箱にチョコと”きょう、一緒に帰りませんか?”と手紙をおくりました。
そしてその日、いっしょにかえることができました。
緊張しててその日は何を話したか覚えていませんが、リレーの時の感謝を伝えることができました。
こうして少しずつ距離を縮めることができるようになっていきました。
そして1か月後のホワイトデーの日の放課後帰ろうと靴箱を見たらチョコと手紙は入っていて”きょう、一緒に帰りませんか”と書いてありました。
その帰り道にりょう君から告白を受け付き合うことになりました。
片思いを実らせることができました。あのとき、1歩踏み出してよかったなと今でも思っています。
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