一度はOKしてしまった誘いでも、あとからよくよく考えて「断れば良かった……」と思うことがあるものです。

とくに、男女関係で状況がややこしくなりそうだったり、誘われた当初は知らなかったことを後から聞かされたりすると尚更ですよね。

そこで今回は、すでにしてしまったデートや遊びの約束を断る方法をご紹介します。波風を立てずに断る参考にしてみてくださいね。

目次

一度はOKした誘いを断りたい人の背景・心理


一度OKした誘いは、なにか理由が無い限り、多少気乗りしなくても参加することが多いもの。しかし、どうしてもそれを断りたくなる場合も。それが、次のようなケースです。

・断るつもりが、相手の勢いに押されてうまく断れなかった
・恋愛感情が無い相手なので、早めに断るべきだったと考えなおした
・あとから決定した内容が苦手で憂鬱に感じている
・当初承諾したときと内容が変わってしまい、今は気乗りしない
・相手や内容に問題は無いが、そもそも忙しくて日程が厳しい


約束を守るのが難しい場合、そのまますっぽかすのはNG。できるだけ早いうちに相手に状況や理由を説明し、きちんと断るのがおすすめです。


状況別! 一度OKした誘いを上手に断る方法《建前も》


既にOKした誘いを断る際、基本的には正直に「理由」を話して謝罪するのがベスト。もし、どうしても正直に話すことが憚られるときには、「建前」を活用して謝罪しましょう。


好きでない男性or女性からのデートの誘いにOKしてしまった場合の断り方

そもそも好意が無いなど、気乗りしない相手……とりわけ、デートすることで勘違いさせてしまいそうな相手なら、断るのと同時に正直に理由を話したほうが良いでしょう。

《例》
「あのときは勢いでOKしてしまってごめんなさい。実は、他に好きな人がいるから、やっぱりデートはできないです。」

一方、あまり親密でない相手や、断っても諦めそうにない相手なら、あえて納得感のある建前を使う方法も。「嘘も方便」で、本当はいない恋人の存在を伝える方法もあります。

《例》
「この間は勢いでついOKしてしまったのですが、実は、遠距離でお付き合いしている恋人がいるんです。申し訳ありませんが、やはりデートはお断りさせてください。」


友達から誘われた異性イベント(Wデート・合コン・旅行等)の断り方

友達同士なら、きちんと本音を伝えてしまうのが自然。誘われたイベントへの参加をためらう理由をしっかり伝えて断りましょう

《例》
「みんなで旅行の話、一度OKしたんだけど、予定地までの費用計算してみたら結構きびしそう。ごめんね、今回はパスしたい。」

また、誘われたイベントの内容があとから決まり、それが苦手な場合も、正直に伝えて断るのがいいでしょう。

《例》
「この間は合コン一度OKしたけど、内容がバーベキューに決まりそうなんだって? アウトドア系はしんどいからごめん!」


会社の先輩(上司)・後輩(部下)からの誘いをOKしてしまった場合の断り方

職場関係の人からの飲み会の誘いなど、断りにくくてついOKしてしまうことも。改めて断る場合も、本音を伝えると角が立ってしまうので「立て前」が活用されることが多いのが実際です。

《例》
「先日は一度〇〇のお誘いを承諾したのですが、突然家族が寝込んでしまいまして。申し訳ありませんが、今回の参加は見送らせてください。」

職場の人であっても「みんなで飲み会」ではなく、個人的なデートのお誘いなら、前述のデートの断り方を応用してください。


日程変更や内容変更も有効!上手な代案の出し方

誘いを断ろうかと迷うとき、そもそも日程が合わないとか、誘いの内容が自分の状況に合わないというだけなら、100%断らずに代案を出すのも手です。

《例》
「このあいだのお誘い、一度OKしちゃったんだけど、腰が痛いから今アクティブ系は難しそう。映画館とかじゃダメかな?」
「すみません、〇月〇日は急遽実家の両親が家に来ることになってしまったので別日でお願いできませんか? 〇日頃だと助かるのですが……」

誘いを断りたい理由が「相手」にない場合は、このような代案を出すことで信頼を傷つけることなく関係性を続けられるはずです。


承諾後に断るリスクを知っておこう


一度OKした誘いを断るとき、やはりリスクはつきもの。相手はあなたが「OK」の感情を持っていると思っているので、あとから「NO」を言うことで不信感を与えてしまうのです。

本来、一度承諾した誘いは気乗りしなくても参加するのがベターだと思っている人が多いはず。だからこそ、断ることで、関係性にヒビが入ることもあるでしょう。

それでもどうしても断りたい場合、こういったリスクを踏まえておくことが大切です。相手に余計な期待をさせないためにも、できるだけ早めに断りましょう。


「やっぱり断りたい」を防ぐためにできること


今回のように「やっぱり断りたい……」と後から悩むことを防ぐためにも、今後はよく吟味してから返事をするのがベターです。

そのときのノリや空気感で「良いかな?」と思っても、あとから冷静に考えて後悔することも良くあります。どんな誘いもすぐにはOKを出さないでおくと良いかもしれません。

「お誘いありがとう! 帰ってからスケジュール確認して、改めてお返事するね!」のように前向きな保留を出すとスムーズです。


【NGな断り方の例】乗り気じゃないなら始めからNOを言おう

元々乗り気ではない相手や苦手な相手なら、はじめからきっぱりと断ってしまうことも大切。

《NGな例》
「今は仕事が忙しいので……」
「その日は用事が……」

上記のような曖昧な言い方では、相手はあなたを気遣って代案を出してくるだけ。すると、ますます断りにくい状況が生まれます。

とくに、プライベートの用事なら「好きな人がいるからデートできない」とか「〇〇は苦手」ときちんと伝えてOK。

仕事であっても、遠慮ばかりせずに「〇〇は難しいです、ごめんなさい」と意思表示することが大事な場面もあるはずです。


曖昧な返事が、かえって相手を傷つけることもあると知って

「嫌われたくない」「波風立てたくない」……そんなお気持ちも分かりますが、ときには言葉を濁さず「NO」を言うのも優しさです。

逆の立場だったらと考えてみてください。あなたが善意で誘った予定に相手はOKしてくれたけれど本当は「嫌だな……」と思われていたら悲しいですよね。友達ならなおさらです。

今回のケースのように、一度OKした誘いを断る際に傷つくのは相手です。あとから気まずくならないためにも、誘いを受けた時点できちんと断る勇気を持ちましょう。


まとめ

一度は相手の誘いをOKしたものの、なんらかの理由で約束を守るのが難しい場合、そのまますっぽかすのはNGです。

できるだけ早いうちに相手に状況や理由を説明し、はっきりと断りつつも、きちんと謝りましょう

また、理由として本音を言えないシーンでは、上手に建前を活用しながら謝るのがベター。この記事を参考に、上手に解決できるといいですね。