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わかりあえた友の愛した…過去一辛かった恋愛
takutonton 男性
公開日|2023.03.22
更新日|2023.03.22
ミスチルの名曲『Tomorrow never knows』の歌詞にこんなフレーズがある。
『無邪気に人を裏切れる程、何もかもを欲しがっていた、分かり合えた友の愛した女でさえも』
この歌詞を地で行く恋愛をしてしまった自分がいた。
中学時代からの男の友人Dくんは、イケメンでバンドでギターをやってるいわゆる女の子がまわりでキャーキャー言っているようなタイプ。
それに引き替え自分は地味でドンくさいことこの上なしなタイプ。
1度Dくんにギターを教えてもらいながら、弾けるようになろうとトライした。
しかし、3日坊主ならぬ、30分坊主であきらめてしまったほどの超不器用人間であった。
そんな自分だかDくんとは、なぜか仲が良かった。
そんなDくんが中学校時代の共通の知人のYさんとつきあいはじめた。
実は、そのYさんのことを中学校のころから自分も大好きだった。
大好き過ぎて、Yさんにイタズラをしてしまうという、どうしようもないダメな中学生だった。
自分とYさんとDくんで遊びに行くことが何度かあり、自分もYさんのことがもっともっと好きになっていった。
ある日、町中でばったりDくんと出会った。
Yさんとは全く違うタイプの女の子とイチャイチャしながら。
どういうことかと尋ねると、適当にごまかされた。
「お前にはYさんがいるだろうが!」とガツンとDくんに言うことができない自分を歯がゆく思った。
それからというもの、気まずさもあり、Dくん・Yさんとしばらく距離を置くことになった。
それからしばらくして、自分のバイト先にYさんがお客さんとしてくるようになり、Dくん抜きで会話することが何度かあった。
どうやら、Dくんとは別れているようだった。
そこで思い切ってドライブに誘ってみた。
車で走るうちに、Dくんの話になり、涙声の彼女がいた。
僕で良ければ、Yさんのことを支えていきたいと伝えた。
数か月、そんなドライブデートを続けることができた。
その数か月間は自分にとっても夢のような日々だった。
しかし、そんな幸せの日々も、突然終わりを告げる。
彼女から別れを告げられてしまった。
どうしても自分といると、Dくんのことを思い出してしまう。
都会に引っ越して再スタートするつもりだから、これでサヨナラにしてと告げられました。
彼女の幸せを願い、自分もあきらめることにしました。
そして、彼女の新しい人生がうまくいくように祈っていると伝えました。
自分にとっても、ツラいけど良き人生の思い出の1ページを作ることができたと思っています。
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