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無差別告白事件に巻き込まれた話
ヒロユキ
公開日|2022.03.06
更新日|2022.03.06
これは僕が高校二年生のときの話です。
当時の僕は全くカッコよくもなく、女の子からはモテる気配は一切なかったのですが友達と毎日楽しく過ごしていました。
その中には女友達のカナコちゃんがいて、プライベートで遊ぶほど仲が良いわけではないけれどたまに喋るその時間が幸せでした。
カナコちゃんは小柄で目がパッチリしていて、小動物系の可愛さがあります。
ある日、僕が机のなかから教科書を出そうとすると手紙が出てきました。
見覚えの無い手紙を開けてみると、それはなんとカナコちゃんから僕への告白の手紙だったのです。
舞い上がった僕がみんなに
「俺カナコちゃんから告白された!」
と言うと、みんなが
「あいつ、彼氏にふられたからって寂しくてみんなに無差別に告白してるんだよ、ほら」
と言い、同じようにカナコちゃんからのラブレターを見せつけてきました。
僕は寂しさを紛らわすための告白に舞い上がってしまっただけなのでした。
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